ここまで大きくでるの?って感じの読売新聞
タイで急増する日本人相手の卵子提供ビジネスについて
確かに賛否両論あると思うけど.・・・その人の経験値によってだいぶ判断は異なってしまうような気がする
だって、とってもセンシティブだもの
野田聖子さんのこともあるしね
不妊治療をしていると、タイミング療法がだめなら、人工授精しましょうか、体外受精しましょうか、ってどんどん「治療」がすすんでいく
たぶんフツーの人は、自分が不妊かもしれない、なんて結婚する前は誰も思わないんじゃないかなぁ
まず「お試し」できないから、その域未経験なわけで、それを解禁したらきっと子供ってすぐにできると思っている人が大半なのじゃないかしら?
だって、そのための避妊だし・・・
っが、いざ子供が欲しいとおもって、避妊をやめたのにもかかわらず
また、生理がくる
体温計を口に挟んでグラフをつける
「これって、下がってんの?上がってんの?」みたいなギザギザをにらみながら、狙いを定めてトライするけどダメ
思い余って病院にいくと、結構痛い治療も待っていたり(私も2度、あまりの痛さに失神した)
そもそも婦人科って、あまりね、行きたくないでしょ・・・場所も場所だけに
それが、助手かなんか知らないけど、ぞろぞろ人がいる病院もあったりね~
お薬を飲む、注射をうつ、あっためる、ヨガのポーズをとる
先生に、「今日と明日くらいがいいタイミング」を言われれば、家に帰って夫の帰りを待つ
タイミングはあっているはずなのに、2週間後に「あーあ」という結果をトイレで発見し、涙が出る
頼りのはずの夫とも気持ちがすれ違ったりする
周りの容赦ない言葉にも傷つく
そんな思いを何年も続けたら、わらにもすがりたいって思うのも分かる、気がする
でも、子供ってなんなんだろう?
そこまでほしいと思わせてしまうのは、なぜなんだろう?
アメリカ人の友人は養子をもらった
以前うちの子が幼稚園の頃、その家庭に泊めてもらったことがある
うちの子より5歳くらい上、ちょっと大人びた女の子に成長していた養女
もちろんそういう状況は彼女も知っているし、とっても仲の良い3人家族
その女の子が私に「あなたは、あの子のREAL MOTHER なんでしょ?」って聞いてきた
「そうよ」って答えたら、「そうだと思った」って答えがかえってきた
なんか考えちゃったな~、あの時
親子って、やっぱり「血」なんだろうか、私がうちの子供を愛しいと思う気持ちは「血」がそうさせるのだろうか?
産まれて間もなく引き取られたその子には、なにか越えられない大きな障壁があって、10歳の女の子にまでそれを意識させてしまうのだろうか?
何が幸せって私には言えないな~
だってその子は存在しているし、もちろんうちの子だって同じ人間として存在している
その出生の「方法」が違うということで、何が違ってくるんだろう?
不妊治療のむずかしさは、新しい「命」が産まれることなんだよね
だって治療というだけでいえば、よその人から細胞をもらって治りました~ってことに何の問題もないでしょ
ただ個人的になんとなく感じるのは、日本の「根性論」というかなんというか・・・
例えば無痛分娩に対しても、理解進んでいないでしょ
私も自然分娩だったけど、あんな拷問二度と受けたくないもの
何時間も両足を固定されベッドに縛り付けられてでしょ・・・いた~い、って叫んでももう少し、頑張ってぇみたいな
21世紀とは思えないよね
無痛分娩なんてことを言おうものなら、あの痛みを経験せずして母親になんてなれないでしょ!!って怒られそう
あと、あれ
母乳
私はそもそもそれほどでなかったし、仕事に戻るのも早かったから最初からミルクもあげてたけど、母乳信仰というか、人の胸をみんなが勝手に覗き込んだり、触ったりするでしょ授乳中って
なんだかね~
子供を下から産もうが、どっから産もうが元気に生まれたらそれでいいし、ミルクで育っても大きくなるし・・・
日本の「こうあるべき」ってホントウザイって思うことある
もしその辺がもっとオープンになって
いろんな考えもそれもいいねっていう社会になってきたら
養子縁組もすてきねってことも増えてきたら
いろーんなチョイスの中の一つとして、卵子提供ってことも選択肢であれば、ちょっと違うニュアンスになるんじゃないかなぁ
なんか、卵子提供ビジネスって闇っぽい
その響き
人が産まれる背景は様々
望まない出産だって世の中にはある
でもだからといって、その子供が望まれない「命」であってはならない
知らない人から提供をうけた卵子で妊娠して出産したとして、その後その子のすべてを受け入れていく覚悟があるのかないのか
そっちの方が重要なんじゃないかな
産まれた子供が、不幸になっちゃいけないもの
私はどうだろう?
そこまでの気持ちあるかな
正直難しい
新聞記事を見て思うのは
とにかく産まれた子供たちが元気に育たらいいなっていう思い
それ以上の判断はできないな~
それを選択する人の気持ちも少しは理解できるきがするもの