確定拠出年金制度を年初に導入していただいた会社の社長さんがこうおっしゃってくださいました



若い社員に、将来のために貯金しろといってもなかなかピンとこない

でも、「だまされたとおもってやってみろ!」と言っている

5000円でも、10000円でも

そうすれば、社員が60歳になった時それなりのお金が彼らは手に入るんだ

ま、今はうるさいとしか思われないけど、20年後・30年後に「社長に言ってもらって良かった」と思ってもらったらいいんだよ




この社長は、こうもおっしゃっていました



10年前はビジネスも倍々で伸びていたから、給与もたっぷり払ってあげることができたけど、今はそれほど成長が望めないし、まして退職金を準備してあげられるだけの体力もない

だったらせめて税金が得をする制度を使って、貯金ができる仕組みを作ってあげたいと




ちなみに、今回確定拠出年金を導入するにあたり、社員の昇給を実施したそうです


それを選択制の401kの拠出金にあてても良いし、プラスアルファ拠出してもよいと







30歳の社員が定年を迎えるまで30年あります


それまで雇用を守ることも大変です


まして定年時にそのご30年にもわたり続く老後をささえるだけの退職金を渡すなんて、どう考えてもいまどきムリでしょう




社員の生活を守るというのは社長にとって大切な仕事であるし、多くの社長はそう願っていらっしゃると思います



でも会社を何十年も存続させること事態が困難な時代頭を切り替え、社員が独り立ちできるような教育の場を提供するというスタイルを取り入れた方が良いのではないでしょうか?




夏休みの宿題は、自分でやらなくちゃいけません


間にあわなくて、先生に怒られても自分の責任だし、やっつけで宿題をやっても結局は身につかずそれが学力に響き結局


「あの時勉強しておけば」と思ってもあとの祭りです


勉強するのは自分のため


日々の努力は自分の将来のため、と気づかなければなりません





20年後、30年後


自分がどういう生活をしていきたいのか・・・




社長が一生懸命働きかけをして下さるこちらの会社さんは本当に素晴らしいと思います



っがここまでしないと、みんな動かないのか、という気持ちも一方で持ってしまうのも事実



50歳で会社がなくなったら?

再就職できなかったら?

収入が大幅にダウンしたら?

家族が病気になってしまったら?




かりに毎月1万円を貯金したって30年すれば360万円が積立元本です


2万円なら、720万円 


ここに金利もつくし、401kで積立をすれば利息にかかる20%の税金がかかりません




1カ月2万円の貯金は、一日あたり666円の貯金です




どうでしょう?本当に貯金に回すことがムリな数字でしょうか?




選択制の仕組みを使えば、掛け金分の所得税・住民税・社会保険料が安くなります。


所得税が20%、住民税が10%、社会保険料が12%とすれば、毎月2万円の貯金をすると79,200円節税・節約が可能です。


年間24万円貯金しながら、79,200円節税・節約ができるとなれば、これは年利33%の運用益に相当します




リターンを追求するヘッジファンドであっても、10%コンスタントに出せたらOKといわれる運用の世界において節税できる、社会保険料を節約できるこのメリットはとても大きいです




ある会社さんでは、401k制度を導入すると、その前に給与を上げろとか退職金を作れと社員からつつかれそうだ。そんな寝た子を起こすようなことはできない、と言われました



会社としては、確かに痛し痒しでしょう、分からないわけではありません




でも、双方一皮むける必要があるのではないでしょうか?



社長は会社を精一杯守る


社員は、会社に貢献し自分の生活を守る



そう考え、自助努力を支援する制度を活用する






結局は、今まで通り誠心誠意お話をして、納得していただけるお客様を拾い上げていくしかないんだろな~



10年後、20年後に一財産が作れて、初めて良かったと思っていただけるのか・・・


とりあえずは信じて進むしかありません