震災を受け、不当に解雇を言い渡されたり、風評被害や自粛ムードで営業ができず自宅待機を言い渡されたものの給与がでない



などなど



仕事を失い収入を失う人が多いそうです



また実際震災を直接的な原因、あるいは間接的な原因で倒産した会社も



日経でも、今日は失業保険の震災対策で給与不払いの8割は国が面倒をみてくれる制度(労基署が窓口)や、失業給付の特例などについて解説していました



ちょっと気になったのは、そのトーン



会社の中には、不当に従業員を解雇するところもあるから気をつけろ、とか、会社は別に助成金を受け取っていながら給与を出していないかも知れないから、チェックしよう、みたいなラインがちょっと垣間見えるような気がしたのは、私のうがった見方だろか?



どうしても「従業員」という立場でみれば、給与は何がなんでももらわなくちゃ!となるのだろうけれど、経営者とてさまざまな影響下苦しんでいる人も多いのではないか


正直経営者への救済策というのは、すくない


助成金だって、なにかと引き換え、たとえば雇用を維持するための助成金とか、が多いのでその条件をのむことも難しいことだってある


あとは、融資


震災で金利が引き下げられているとはいえ、借金は借金、かえさなければならない



金額だって、給与の比じゃない


特に設備投資が必要な業態では、融資をうけるのは即いのちを懸けることにも匹敵する




今小規模企業さん中心の年金コンサルをしているのだけれど、私のまわりでもオーナー社長に対する評価というのはあまりよろしくない


ほとんどはステレオタイプだとおもうのだけれど、会社の金も自分の金も使いたい放題・・・とか、ワンマンで社員のことを考えない・・・とか、贅沢し放題・・・とか



本当かどうか分からないし、確かにそんな人もいるのだろうけれど、私のまわりの社長はそんな人は一人もいない



お金のまわりは確かにサラリーマンより派手だと思う


出ていくおかねも入ってくるお金の額が違う




うちもいわゆるオーナー社長になるわけだけど、はたからみるとよくこんなキツイ仕事をよくやってんな~、ってくらい大変な仕事だと思う


どんなメンタリティーだ!!ってくらい


妻の私が言うのだから、本当だ



契約をする、数億円という単位だったりする


借入をする、数億円という単位だったりする(担保が何か知るのも怖い^^;)


従業員がいる、数百人x家族の生活を支えるということだったりする


景気が悪くなる、一気に数億円の赤字を覚悟することになったりする


いいこともデカイが悪いこともデカイ




私だったら、耐えられない


その重み



今私自身法人を持っていて、もちろん利益をあげるために頑張っているのだけれど、まあ個人事業のころとは比べ物にならないほど、しんどいけれどそれでもね~、まだまだその大変さは知れている


会社を経営するって、ものすごい覚悟がいるな~というのが、私の正直な気持ち


経営を続けるのって、さらにものすごい覚悟がいるな~というのも、私の正直な気持ち




確かにバブル期の経営者は、笑いが止まらないような思いをした人も多かったかも知れないけれど、今の世の中会社を続けることってそう簡単なものじゃない



良い時も悪い時も先頭に立つって、これはしんどいですよ!!



でもよのなかには、就職したら給与はもらえるものと思っているひとがマジョリティーだから、売上がどうなっても決まったものはくれ!!という



給与をコンスタントにはらえるステージに自分の会社をもっていくのって、キツイから


私なんてそう思うけどね~


それにいい加減な社長の会社は伸びないと思うし、続かないと思う


経営はそんなあまいものじゃないと思うし





オーナー社長も、いい時に調子こいて遊んでいると、なんかの時にストーンって落ちてしまうから、身を正さないとね


どう考えても経営者の気持ちって一般的には理解してもらいにくいから




しかし、働く側も「あたら得られる仕事」「与えられる給与」から、少し脱皮していくことも考えないとこれからの時代はきびしいかも・・・



なーんて、ゴールデンウィークだというのに、どんより天気だな~