地震から時間が経ってきました
明暗がかなりくっきりとしてきたと思っています
それと同時に、それぞれのドラマが明らかになり、それはそれで悲しさをまた思い出させるきっかけとなっています
目の前で子どもが波にさらわれるのを見たお母さんの話
母親の手をにぎり、一生懸命天井のわずかな隙間で息をしていたけれど、年老いた母は腕の中で息を引き取った話
車で流された人の助けてとさけぶ声が耳から離れないはなし
こういう体験はどうやったら癒されるのでしょう
こういう心の波立ちはどうやって鎮めたらよいのでしょう
町にはもどれないだろうから、疎開したら?とか新しい町で生活を始めたら?という声もあります
でも、ふるさとがそこに変わらずにあると信じているから、田舎を後にできるではないでしょうか?
ふるさとに残る友人たちが、いつでもそこにいてくれると思えるから、都会にでてきてもなんとか頑張れるのではないでしょうか?
その故郷が、町ごとなくなったら
人は何をよりどころに、出発したらよいのでしょう
できるだけ早く宮古に行って、様子を見たいと思っています
そして見た上で、私ができることを再度考えたいと思っています
今具体的に行ったアクションは、募金等はもちろんしていますが、大槌で家族の行方が分かっていないいとこ親子の住居費の支援のみ
宮古のいとこたちは何が必要なのか、そして継続的にはどんなサポートができるのか
考えていかないと