選択制401Kは、給与から社員さん本人の意思で401kのハコにお金を貯金する制度です



そのため401kのハコに入ったお金は、給与とはみなされなくなるので、結果として会社から受け取るお金は同じなのに給与という名目のお金と401Kという名目のお金に分けられるわけです



だから、社会保険料や税金がかかる元となる給与額が減ることになり、会社も本人も得をする制度です



でも、チェックしたいのが、社会保険料の等級が下がることによって社員さんの不利益にならないのか・・・という点




検証しましょう



たとえば、傷病手当金


けがや病気で会社を休み給与がカットされた時、給与の3分の2が健康保険から支払われるという制度です



給与50万円の人が5万円を401Kで貯金をすると給与が45万円となり等級が下がります


では、傷病手当金でどのくらい変化するのか



単純計算ではありますが、給与50万円だと傷病手当金日額で11,111円です。


でも給与45万円だと10,000円 つまり1,111円くらい日額の給付が下がるわけです。



ま、そもそも傷病手当金をもらえる状況にならないとこの変化が実際に影響はしませんが




次に老齢厚生年金



厚労省の説明によると、老齢厚生年金の受取額の試算は



年収見込み額 ÷ 12カ月 x 5.481 ÷ 1000 x 今後の厚生年金加入月数



で求めるのだそうです



であれば、今後毎月5万円の拠出を20年間続けたらどうなるか



5万円 x 5.481 ÷ 1000 x 240カ月 =65,772円



つまり、65歳から受け取る老齢厚生年金が、年間6万5千円強少なくなるというわけです



65歳から20年、この額をずっともらい損ねるとすれば、合計130万円ほどの損です




・・・っがしかし



毎月5万円を20年間1%で運用すれば、1300万円以上の資産を作れるんです


ま、そもそも月5万円も20年積めば1200万円になりますから、100万ちょっとの利息がつくとことですけど




どうですか、65歳から少しずつもらえる額が少なくなってしまうのは事実だけれど、60歳時点で使えるお金が1300万円あるのと定年後5年間年金もらえるまで無収入でいるのとどちらがいいですか?




やっぱり公的年金て助け合いの制度だから、これは仕方ないのです



だって、毎月払っている保険料は自分のための積立ではなく、今のお年寄りのための生活保障なのですから





国の制度に対してきちんと義務を果たす、これは鉄則です



でも、同じように、自分年金もしっかり準備する



これ、大事でしょう、絶対!!