モーニングスターのらくらくファンド検索というサイトがあります。
http://www.morningstar.co.jp/webasp/fund/index.htm
ここで増やすための運用を選び
毎月1万円を積立て30年間で1000万円を目標にする
で計算すると、年利6%でまわせばよい!とでてきます
そしてポートフォリオは、日本株、日本債券、外国株、外国債券といういわゆる伝統4資産に25%ずつ配分をすると良いとなります。
次に信託報酬の低いファンドを検索するとさらに進むと、具体的なファンド名まででてくるわけです。
実際にここにでてくるファンドを購入するという手もありますが、それぞれ販売会社が違ったりするのでちょっとそれも非現実的だったりもするのですが、少なくとも参考になります
さて、ここで考えたいのは・・
この組み合わせで本当に6%が達成できるのだろうかとう点
なにもモーニングスターさんを疑っているのではなく、というより、このようなデータはとても役にたつと思っているのですが、これはあくまでも過去でデータから導きだしている結果だということを私たち使う側が認識しておかなければと思っているのです
たとえば、新興国市場が成熟してきたのは、ごく最近です
過去のデータはすなわち、日本・アメリカ・イギリス・ドイツあたりの株式市場の変動が主なところを思っておいた方が無難なのではないか、ということです
ということは、私たちがこれからの30年をかんがる時は、やっぱりこれからのマーケットの動きを過去のデータから自分なりに推測しなければならないというわけです。
401Kのラインナップにある「外国株式」の商品詳細を見ると多分ほとんどの場合そのファンドのポートフォリオは50%程度アメリカ市場に投資し、その他の部分でユーロ、豪州などとなっているのではないかと思います
すると、今後もし先進国より新興国が経済が伸びると思う人がいると、海外へ投資をする投信だからと単純にえらんではいけないということになります。
日本株の場合は、401KのラインナップではたいていがTOPIX連動であったり、大型株中心のファンドであったりするので、あまり大差がないと思いますが、海外の株式ファンドはその投資先をきちんと確認する必要があります
債券型も同じ
高金利債券なのか、格付けの高い国の国債なのか・・・
債券はお金を貸すということなので、金利が高いというのは、信用格付けが低いという証拠。信頼のない人はいい条件をつけないとお金を借りられないから、です
401Kの投資教育においては、よくこの伝統的4資産へ25%ずつ配分する「分散投資」が紹介されますが、たしかにそれもひとつの指針ではありますが、それをそのまま鵜呑みにするのではなく
もうひとひねり
してみようよ!と思うわけです。