401Kをどちらかというと事業規模の小さい会社様へ導入をおススメしています



選択制を頭につけることで、企業にとっては社会保険料削減効果が出るので、コスト削減という切り口で持っていけるのです



でも、ここで


コスト


だけに注目されてしまうと、やっぱりなかなか前に進みません



だって、401kの最終目的は加入者の資産づくりだから



コストの削減は、おまけみたいなもの



確かに加入者本人の所得税・住民税の削減効果は大きいですが、企業にとっての社会保険料削減効果はそれほど大きくない


(給与50万クラスの従業員がある程度人数がいればかなり期待できますが)




だから、コスト削減だけに食いつく社長さんだと、そのあたりまできちんと話をしないと私は無理に導入してもらわない方がいいと思っています



なぜなら加入者が不幸だから


401kがあまり幸せなイメージがないのは、加入者のフォローがないからです



なんだかわからない制度に入っていたって、活用しないことにはなんのメリットもありません




運用の方法だって教えてあげなければ・・


相場が崩れた時の逃げ方も教えてあげなければ・・・



そういったことに理解をしめしてくれる社長じゃないと、継続教育などのコストをなかなか理解してくれないからです



目の前の儲けにばかり注目していると、もっと大きなそして大切なものを見失ってしまう



だから、節税・節約的なことばかりを売り文句にしている人も私はどうかと思う




今検討中の会社様は、先日社員様向けに私が401Kと年金事情についてお話をさせてもらい、総じて社員さんの反応が良かったとのこと


60分という短い時間だったので、かなり力づくではありましたが・・・


アンケート結果をもとに、従業員がやりたいといえば、会社は導入するとのお話をいただいています


わたし、この会社さんは王道だな、と思っています


社長、やるなって



401kは加入者のメリットのために導入するもんです



個人の財産だから


それを会社がサポートすることで若干のご褒美を会社が受け取れる


そんな制度です



「401K導入の決断は社員に決断をゆだねています」と若い社長さんがおっしゃっていましたが、とても正しいと思います


最終決定は土曜日の役員会


アンケートの人数をどの程度でGOと判断するのかは分かりませんが、社員さんの声が低ければ私のプレゼンが悪かったということですからそれはそれで私の負けです



でも、このプロセス、私はさわやかでとっても好きです。だってフェアでしょ




一方とらぬ狸の皮算用ではありませんが、社員のメリットよりコスト削減額と導入費用とのそろばんをはじくだけの社長に出会ってしまうと、正直げんなりです



あか~ん



みたいな



結構私好きかどうかで仕事のモチベーションが変動するので・・・


好きな人にはなんでもしちゃう!って人間なのでまずいですね^^;



でも結構人間の本性というか、基本的な考え方って会ってみれば分かりますからね


ちょっと目先にいいことあっても、結果トータルで得るものがなければ(金銭的にも精神的にも)つきあっていいことありません



さあ、今日プレゼンにお伺いするところも、代表の方が即決で「社員に良い制度、山中さんがプレゼンしてみんなが良いって言ったらするよ。導入費用の数10万なんて、大したことじゃないよ!」みたいな感じの太っ腹



こんな方は大好きです


だから、私も全力を出しますし、フォローもしていきます



忙しい職場なので、私が許された時間は15分


これまで経験した中で最も短い時間です


この時間でどこまで参加のみなさんの心をつかめるか!


私が試される時です




お金では買えないもの、それは人の気持ち



一番ありがたいものです。


そんな喜びがあるから、チャレンジもできるというもんです