子どもの世話になりたくないという親世代が増えているように思います


経済的にも精神的にも子どもめいわくをかけない



確かにそれは良いことでしょう



反面子どもに世話にならない代わりに子どもに財産を残さないという方も意外に多いです



また小さい頃は、一生懸命おけいこやなんだと連れまわっても、ある程度大きくなったら、たとえば親から色々と言われるのが嫌になる中学以上、ほとんど放任というケースも



もう親の言うことを聞かないから


とか


言ってもしょうがないから


とか



でも、本当の人格形成ってそこからじゃないでしょうか?


人間関係も複雑になってくるし、子ども自身も体と心とのバランスが微妙になってくるし



小さいうちは、かわいがっていればいいけど、本当に愛情をもって接しなければならないのはむしろ中学からのような気もします



大人もしんどいけど、ここは踏ん張って正面で向き合うしか



そして親が与えるべきものは教育


それは親自身が学ぶ姿勢でもあるし、子どもが将来の糧となる一番確実なもの



教育を受けている親しか、教育にありがたみを感じない


であれば、教育とは一代で築けるものではなく、代々続いてこそ



子どもに何も残さないではなく、最大限のことをしてあげるべきではないかな~なんて思ったり



私自身大学を卒業したのは27歳です



学んできたことがやっと自分の中でこなれてきたな、と思えるようになったのは、卒業からさらに10年くらいたってから


教育を受けたことに対して、本当に感謝し、子どもへの教育の大切さを実感し出したのは自分が親になってから



親が老後を子どもの世話にならないように、というのは良いでしょう


でも、次の世代がよりよいステージで人生を送れるようにするのって、DNAの一番の目的でもあると思うのはわたしだけでしょか?



次の世代によりよくなってもらうために、最大限の努力を続ける


そんな気持ちがなければ、国も良くならないのではと思うのです



子どものために財産を残す、やっぱり真剣に考えるべきではないでしょうか