10年前に中国にビジネスの話を持ちかけると、向こうが日本語で一生懸命話かけてきてくれたけれど、今はわざわざ日本人とのビジネスの話に時間をさいてくれる人が少ない



10年前は大きな取引の話もスムーズに進んだが、今は本当にキャッシュをもっているのかどうか、担保は何があるのかを聞かれる



日本人は小口の投資しかしないから、ビジネスの効率を考えると日本は良いマーケットではない




どれもこれもここ最近耳にした話




「勤勉さ」という日本の企業の社風を残そうとしても、日本人だけでは、もうムリだろうな という声も



つまり、日本の良さを継承するのに日本人だけではできないと




多分どれもこれも真実だと思います



先日久しぶりにいろんな人種が混じりあう場所に身を置きましたが、私にとってはやっぱり居心地が良い場所でした



様々な人間の思いがぶつかりあう




例えば古い清潔とは言い難い路地の間から、リヤカーを引くおじさんや、道端に座って食べ物を焼くおばさんがいる同じアパートから、真っ白いワンピースに赤いベルトをした高校生の女の子が出てくる


つぎは、白いシャツに黒いズボン、そして赤いネクタイの男の子が同じように学校にでかけていく



おなじ路地で、大人は懸命に働き、子どもが学び、そして海外に出て経験を積み、やがて国に戻りさらに国を大きくしていく



パワーを感じずにはいられません。



では、日本も外国から人を受け入れていけるのか?



実際町でみかける外国人は確かに増えていると思うけれど、彼らが日本に夢を描けるほど日本って懐の深い国だろうか?