私がお客様からいただくFP相談料は初回1万円です



よくお客様からは、お支払いいただく際に「こんなに安くていいんですか?」と心配されます。



その度に「上げようと思っているんですけどね^^」と冗談半分言うのですが・・・


初回相談料をいただいた後、投資商品が必要な方、保険が必要な方には、商品の実行支援をしています。


もちろんライセンスを持っている商品については、販売したらコミッションが入る仕組みです。



FPへ相談する、ましてやFPから商品を購入するということはまだまだ一般的ではないので、私はできるだけ入口部分のハードルは低い方が良いと思っているし、日本ではこの部分に高いフィーを(相談料)支払う文化が少ないと思っています


それに、私がお手伝いしたいのはごく一部の富裕層とよばれる方ではなく、一般の頑張る方々なので、ここを上げるとふつーの方はFP相談をしたいと思わないのではないかと考えています


相談料は1万円ですが、精一杯のことをします。


必要に応じて、購入していただいた金融商品のメンテナンスのため何度かお会いしたりもします




そのたびに「えっ、追加のお金を払わなくてもいいんですか・・・こんなにしてもらっているのに」と言っていただけるのが喜び^^


始めの1年間でしっかり信頼関係ができあがるので、2年目以降はみなさん年間相談料3万円をお支払いになり、継続的なアドバイスを希望されます



これはいつまでも私がすべて面倒みるわけにもいかないので、独り立ちをしていただくための助走期間


ここでやっぱり年間に2~3回お会いしたりして、数年繰り返すといずれ卒業してスポット相談2万円コースとなり必要に応じてお会いすることになります



といってもほぼ100%3万円コースを選ばれますが・・・


3万円って一般家庭にとっては結構高いと思うんです、個人的には



でも、2年目以降3万というお金を支払っていただけるのも、初年度のサービスに納得していただいたから


私も最初のうちはアドバイスはしても商品の実行支援はしていなかったんです


ライセンスをもつとやっぱり多少選択肢が狭まりますから



でもお客さんの求めるものって違うんですね。


いわゆる中立公正な「理論」をお話するより、「たとえばこのニーズにはこの商品」と具体的にあった方が喜ばれるのです


ライセンスを持っているのは、ここの商品で・・・というと、「山中さんが良いと思うものを勧めていただければそれでいいです」とほぼ間違いなくそうおっしゃっていただくので、要はわたしの心がけ次第なのだと思います


つまり、私というフィルターを通してお客様は商品を買われるので、わたしがコミッションをもらうとかって関係ないんですよね


最近は、「マネーブティック山中です」と言っちゃいます


世の中にごまんとある金融商品の中から、私がお客様にあうと思う商品をセレクトしてお店に並ぶ。


お店の商品は、普段着もあれば礼服もある。 帽子もあれば、くつもある


そんな、セレクトショップ


気に行った商品があるから、適切なアドバイスがあるからお客様は何度も足を運んでくれる


そんなイメージを大事にしています。



といってもここで稼げるコミッションは、それほど多くはありません。


多分よっぽど契約をとらないとそれだけでビジネスが成り立たないでしょう


つまり、相談もタダ、コミッションオンリーで仕事をしようと思うと、保険屋さんや証券屋さんとしてどんどんお客様に商品を売らなければならなくなります


それだと、せっかくゆったりとした気持ちでセレクトショップに来てもらっているお客様に必要でもないもの、「今月の目玉商品」と時にお客様にとって価値のないものまでも売らなければならないことになりそう・・・



結局FPビジネスの難しさって、フィーもなかなか取りにくい、コミッションに走るとそれは中立なFPといえなくなってしまう危険性がある、というあたりなのかも


だからではありませんが、私は講演したり執筆したりしてFP業を成り立たせているのですが、やっぱり理想のコンサルスタイルを貫くのは大変です。


でもやっぱり救いはお客様


満足したお顔を見ていると、初回1万円、年間3万円でやっぱりいいじゃん、って思ったりするのです^^v