子ども手当の関係からか、最近学資がらみの取材やご相談が続きました



また年収が伸び悩む中、教育費はいくらかけるべきか、という質問も



確かにライフプランから考えると、あまりにも身の丈に合わない教育費比率は将来の家計をかなり厳しい状態にしてしまいます



でも、でも



私は教育はケチらない方が良いと思っています、個人的には




アメリカに留学していた時にお世話になった方でロシアから亡命されてきたご夫婦がいらっしゃいました



着の身着のままの亡命ですから、極貧の中苦労して家庭を築いてきたのでしょう



そのご夫婦は、なによりも教育が大事とおっしゃり、自分たちの食事が摂れなくとも子どもには教育をという方でした。



でもこのご夫婦だけではありません。


たとえば移民されてきた日系の方たちも一様に子どもたちの教育に重きをおいている方が多いです



要は、教育とは何かということなのでしょう。



何を学ぶかということが大事なので、周りにふりまわされての教育は何の意味もないということなのでしょう。



受験勉強というのもひとつの努力の結果なので、とても重要だとおもいますが、やはりもっと大事なのは志でしょう


そこでの勉強を活かしどんなことで貢献するのか、それが分からなければ



結局親の気持ちでしょうね。


親が勉強不足で、それこそ名前のある大学に入ることだけを目指させていれば、それだけの子どもになるのではないでしょうか?



小さい子供に将来どんな風に貢献したい?なんて聞いてもムリでしょうけれど、親が真剣に世の中に貢献しようとしていれば、大人になることの意味を子どもも感じるのではないでしょうか?



昔の大人は、自分のことより真っ先に子どもの将来を考えていたのではないでしょうか?


戦後未亡人となった母親が、なりふり構わず子育てをする


そんな姿を見れば、子どもだって頑張るでしょう



教育費をあまり家計のバランスと思わず、全身全霊で子どもの将来を応援し、自分たちの苦労はいとわないくらいの人生もあって良いのではないでしょうか?


あまり計算高く生きるより、信念でいきたいな~なんて、およそFPとしては失格かも知れませんが、そんなことを考えています。