確定拠出年金はその呼ばれ方が401KとかDCとかいくつかあります


でもDCという呼び方は、その片方にDBがあるので、結局「401K本来のメリット」が活かしきれずうまくいかないような気がします



DBとは、定められた給付金、つまりこれまでの企業年金そのもの、将来の金額を約束してそれに向かって「企業の責任」で積み上げる制度



その対局として「DC」拠出額のみが決まっている制度に移したところで、その先にある「自分で運用して殖やす」という目的がぼやけてしまうと思うのです



とくに日本企業の「人事」の方というのは、温かい人が多い


企業は人也、年功序列の風土をぬぐい切れず、「会社のため、社員のため」と身を粉にして縁の下の力持ちとしてやっている人が多いので、どうしても「社員の権利」から思考が脱皮しないと思うのです



DCにおける「社員の権利」は、毎月の会社からの拠出金だけです



そこに、いかに会社が投資教育にお金をかけなければいけない、とか、制度が分かりにくい、とか、予定利回りに到達しないような商品選択が悪いといっても、結局401kは、拠出をもらった時点で会社の責任は「本当は」おわりなのではないかと思うのです


アメリカの401Kで企業の投資教育はほとんどないと聞きます



情報はここを見て勉強して、と公平にチャンスを与えておけば、その先どうしようと個人の勝手



まあそこまで割り切らなくとも、あまり「社員の権利」ばかりを主張していては、DBからDCに変わったところで会社の負担は減らないのではないかと私は思っています



やっぱり401Kは社員が「自分」と向き合うきもちにならなければ成功しないんです



私もいくつかいわゆる「大企業」と名のつく会社さんにもお邪魔したことがたくさんありますが、401Kを最大限に活用しよう!と思っている社員さんにお目にかかれることはまずありません


下手をすると、担当の人事の方も運用そのものに疑問を持っていたり




資産運用したからといって、必ずしもお金が増えるわけじゃないんです



でも、会社に30年、40年とまかしたからといって絶対老後の暮らしを会社が守ってくれるわけでもありません


まして、国が・・・




だったら、自分で自分の判断で自分のお金をマネージしていく覚悟を決めなくちゃ




正直、DBという将来約束された「退職金」の以降先としてのDCは難しいと思いますよ



時代が変わったんだという意識付けをよっぽどしていかなければ日本人のほとんどは「沈みかかった船でもしがみつきたい人」ですから




だからこそ、今回は小さい会社にスポットを当てた確定拠出年金のセミナーを開催するのです



小さい会社でしかも企業年金や手厚い退職金制度がなかったところ



でも、ピリッとした会社を目指していきたい会社


少数精鋭で頑張っていきたい会社、そんな会社さんこそ401kを入れて成功できると私は感じているんです




お席もずいぶんうまってきているそうです



お日にちは今週土曜日 4月10日(土) 午後2時~ @新宿


これからの戦略を考えている経営者の方、あるいはそんな社長の片腕として頑張っていらっしゃる人事の方ぜひご参加下さい



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お待ちしております!