昨日東儀秀樹さんのトークショーに出かけてきました。
東儀さんのお話とライブつき、なんと無料!!
東儀さんの演奏会は過去2回行っておりまして・・・あの篳篥や笙の音がとっても好きなのです。
前半のトークショーの部分では
東儀さん、20代にがんを経験されていて、一時は片足切断か、というところまで行ったそう。でも残された日々を楽しく・精一杯・わくわくして過ごそう、と思っているうちにいつの間にかがんがなくなってしまったとか
ナチュラルキラー細胞が増幅したのだ、とおっしゃっていましたが
そのほか印象に残った話は
境目って大事だと思っていて、国と国との境や、人と人との境とはすなわち「個性」のこと
ボーダーレスではなくそれぞれ自分の領域を大事にしたうえで、ボーダーを超えゆきかうことが大切なのではないか
というところ。
お互いが迎合しあうのではなく、個を認め合いつつ歩み寄るという感覚でしょうか
あと、「おとな」ということについてもいろいろお話されていましたね。
私自身は大人とこどもの境目をあえてひとことでいえば責任かな~なんて思います。責任をとる覚悟ができているかどうか。
企業のトップだったり、プロジェクトのリーダーだったり、部下をかかえた上司であったり、子どもを教育する母親であったり・・・なんでもいいんだけれど、自分がおうべき責任をしっかり理解して、その責任を全うするぞ!と気概をもった人には「おとな」としての魅力も感じるし信頼感もわきます。
一方いいことばかりをあげつらって、うわべだけの人、とても子どもっぽく見えたり。
東儀さんのお話の中にも、共感する部分がたくさん出てきました。
演奏ももちろん素敵で、のちのパイプオルガンの原型という笙の音、本当に天から差し込む光のような音色・・・
私の好きな篳篥も力強くて、素朴で、優しくて・・・
短い演奏ではありましたが大満足な時間でした。
ステージが終わり帰ろうとしたところ、ちょうど東儀さんのお帰りタイムに遭遇
ヴィトンの楽器ケースでしょうか、それを手に軽くお辞儀をしながら会場を後にされていました。
今回のトークショーは、ときどき私もチェックする
丸の内キャリア塾の催しです。
毎回素敵な方が公演されるので、チェックするといいと思います。おススメです!!