投資信託がもうからない一番の理由は・・・


マーケットが悪い^^;



確かにこれは疑いようのない事実なのですが、それをいっちゃあおしまいです。


マーケットのリスクは排除しきれませんが、それ以外のところ対策ができないものか少し検証してみます。




投資信託がもうからない理由



ひとつにはコストがあるでしょうね。



投資信託には3つのコストがあります。



買う時のコスト・・・販売手数料ですが、1~3%程度かかります。おまけに消費税がかかりますから結構負担になります。


投資信託は1万円から買えるということから「小額で分散投資が可能!」というのが売り文句なのですが、1万円で投資したとしても実際に運用に回るのは9700円弱、315円は手数料ですから結構な負担です。



それから持っている間のコスト・・・信託報酬といういわば実際の運用を委託しているファンドマネージャーに支払う代金です。これが0.5~2%くらいの幅でかかります。ファンドによって異なりますが、この費用は日々ひかれる費用なのでやっぱり気にすべきところでしょう。



ただ、この信託報酬は実際には目に見えない費用です。なぜならば、投資信託の時価「基準価格」は信託報酬手数料が差し引かれた金額で表示されているからです。


つまり、同じパフォーマンスであれば信託報酬手数料が低い方が投資家の取り分「基準価格」は高くなるということです。


インデックス型など、そもそもベンチマークであるトピックスや日経225に連動するファンドであれば、信託報酬は安いにこしたことはないとなります。


それから、売る時にもコストがかかります・・・信託財産留保額と呼ばれるコストです。これはないファンドもあります。まあ、あるよりない方がいいですよね。



たとえば株式の売買であれば、買う時と売る時に手数料あ発生しますが、ネット証券の台頭でずいぶんこのコストは小さくなりました。


また預金する時であっても、私たちはお金を預けて手数料を取られるということはありませんから、ともするとこの「コスト意識」ってあまりない場合もあるのですよね。


だから、あらためて「投資信託にはコストがかかります」と言われると


え~っ・・・となったりするわけです。



もちろん投資信託のコスト、無頓着になってはいけませんが、あまりにも表面的に解釈してもどうかと思います。