漁に出ようにも海は広い!!



太平洋へ漁に出たらいいのか、インド洋なのか、アラスカ沖が良いのか・・・




うーん、どうなるか分からないからいろんな海で漁をしよう




これが分散投資 (← あくまでもたとえ話ですからね~^^;)



教科書的に言えば、日本の株式と世界の株式、そこに養殖チームの日本の債券と世界の債券に4分の1ずつ分散して運用すれば、安定的に非常に良いパフォーマンスが望めますとなっています。


確かにデータを見てもこの配分で10年以上投資を続けたら過去20年の平均を出すと5%前後のパフォーマンスがあったとか・・・





でも、私たちは過去に投資をするのではなく未来に投資をするんですよね。



やっぱりここで一ひねりです。



過去20年の世界はどうだったのか。



アメリカ・ヨーロッパ・日本が経済を支えてきていたんですよね。



でもこれからの20年の世界はどうなるのか




G7からG20に象徴されるように、主役は間違いなく新興国に移っていくのでしょう。


今すぐにとはいかないまでも多分それほど遠い将来ではなく、確実に・・・




そうすると、分散投資の配分が変わるわけですよね。




日本の株式にこれまで通り25%でいいのか?




きっともっと小さい配分でよいでしょうね。



私自身は投資の前提条件として、使うお金は生活費の半年分くらいを普通預金に、貯めるお金は10年以内に使う子ども教育費を中心に定期預金と債券に振り分け、殖やすお金:ズバリ老後資金を投資信託を中心とした資産づくりと定義しているので、投資信託の分散においてはあえて日本の債券への投資はしていません。



これも考え方なのですが、定期や債券でしっかり安全資産を確保している人であれば、投資信託であえて日本の債券に投資をしなくてもよいと思っています。


世界の債券は、為替や利回りを期待できるので投資先としては入れています。



そう考えると、分散投資先は、日本の株式・世界(主に先進国)の株式と債券、新興国(中国・インド・ブラジル、ロシアなど)の株式と債券と絞りこまれてきます。



このくらいのカテゴリーの投資信託でかつインデックス型を探すのであれば、一般の方も比較的簡単に選べるのではないかと思います。



あとは分散の具体的なやり方



まとまったお金を割合を決めて投資をするのもアリですが、これも投資のタイミングを計ることはできないという消去法の原則でいけば、やはり「積立」が無難でしょう。



たとえば、日本の株式に投資するインデックス型の投資信託を毎月1万円、先進国の株式と債券へ1万円ずつ、新興国の株式と債券に1万円ずつ合計5万円を毎月積み立てで投資信託を購入していく。



そして1年に1回、運用のパフォーマンスをチェックしながら、投資する金額を調整しながら自分なりの資産配分を探っていく、こんな方法もよいのではないかと思うのです。



あくまでも今回は、「自分で資産づくりをするならば」という観点でおはなしをしましたが、長い期間かけて資産を作っていくのであれば、難しいことは厳禁



まずは、大ブレしない程度に方針を固めていって、ある程度資金を積み上げていきながら1年に1回見直し、というパターンがやっぱりよいでしょうね。