投資信託のメリットは、一度にたくさんの株式銘柄に投資ができることです。
大海原に釣り糸を垂れるのではなく、魚がわんさかいそうな漁場で網を張るイメージです。
網を用意するためには、お金が必要です。だから投資信託は投資家が集まり資金を集めて、みんなで網を買うのです。
網があっても船がなければいけないし、船長も必要だし、やっぱり魚群探知機みたいないろんな武器があった方がいいでしょう。
だからこの辺のところを投資のプロ(ファンドマネージャー)を雇い一切をお任せするわけです。
網を張る漁場によって、当然漁の良しあしが決まります。
近海で漁をするか、遠洋か・・・ 南に行くのか、北に行くのか・・・
私たち投資家は、プロにお任せはするにしても、ある程度の方針決めについては決定をしなければいけません。
だから投資信託には、「日本株○○」とか「インド○○」とかいう地名があったりするのですが、その地名は「どこで網をはるのか」というのがすぐに分かるようになっているのです。
こういう感じのものがいわゆる株式に投資をする投資信託です。
一方養殖タイプの投資信託は主に債券に投資をします。
債券というのは、「お金を貸して、約束の日に元本を返してもらい、貸している期間は利払いを受け取る」商品です。
その場で卵から育てるようなイメージです。
ですから天候に左右されたりお魚さんの様子で漁のできが左右されるような株式投資信託とは違い、割と確実に漁を行うことができます。
しかし、やっぱり天然ものにはかないません・・・「安定はするが、とびぬけた値段がつくこともない」のが養殖
債券の投資信託(正式には公社債投資信託)はそんなイメージの金融商品です。
このように投資信託には、株式に投資をする投資信託と債券に投資をする投資信託の二種類があります。