たとえば資産づくりをする上でとても大切と言われている「分散投資」



これも言ってみれば、「マーケットの動きは予測がつかないから、いろんなところに投資するといいよね」という究極の消去法^^;




実際過去のマーケットの騰落率を調べあえて順位をつけてみると、毎年その順位が入れ替わっているというデータがあります。



ここでいうマーケットというのは、日本の株式市場、日本の債券市場、外国の株式市場、外国の債券市場の基本の4資産というもの。




外国の株式市場の伸びがとてもよい年もあったし、外国の債券が一番よかったという年もあったし、はたまた日本の株式市場の伸びがダントツだったということも・・・



つまり、「やっぱり、日本の株式に投資をするのが一番でしょう」なんて思いこんで投資をするより、基本の4資産にまんべんなくお金を分散し投資した方が、安定した運用ができるよ、ということ。





これだって、「今年はやっぱりブラジルだ!!」とか言って全財産をブラジルに投資をする、という方法だってひょっとしたらありなんだろうけれど、ことに「資産づくり」という観点からいうと、「いや、まて。万が一なにか大きな問題が勃発したりしたら、えらいことになるぞ」というブレーキを普通はかけるはず。




そうなると、ブラジルへの投資額を少し増やしつつも安定的に伸びる可能性の高いマーケットにも少しお金を入れておこうと思うのが、まあ正常な考えでしょう。



よく使うたとえで、日本株式の個別銘柄を「まぐろの一本釣り」なんて言ったりもします。



大海原に船を漕ぎだし、一匹何百万円もするような大物を狙って来る日も来る日も漁にでる。



確かに「ドラマチック」だし、魅力もあるけれど・・・ちょっと胸に手を当てて考えてみたいな。本当に自分が「名人」になれるのかどうか。そして「名人」になるまでの根性があるかどうか




まぐろに人生をかけるもよし



でも、一方で定置網的な運用もあるし、はたまた養殖的な運用もある。



要は「選択」




株の個別銘柄を売買するのをあえて例えれば、まぐろの一本釣り



それに対し、投資家が集まって大きな網を張り、とりあえずたくさんの魚をとって全体の価値を上げていくのが投資信託



網の中に、ぴちぴちと魚が飛びはね、大きな魚・小さな魚が入り混じっているのが投資信託でも株式へ投資する投資信託



一方網を配置しそこで魚を飼育し卵を産ませ稚魚を育てとしていくのが、投資信託の中でも債券を投資するタイプ



そんな風に言ったら少しはイメージがつくだろうか・・・




投資手法は本当にたくさんあって、その中で「生活を支える糧」をどう確保するのかを選択するのは、自分次第なのです。