たくさんの方からご相談をお受けしていて、最近感じること




「収入の不安」 と 「雇用の不安」




これから安定した収入があるのか、収入が上がらないとは覚悟しているが、下がるとなると厳しい



いつまでも今の職があるのか、何歳まで働くのかあるいは働けるのか



そういう不安感を持つ方が多いです。



「だから妻に働いてもらいたい、と言ってもなかなか行動を起こさない」 との意見も



しばらく家庭に入ってしまうと、確かに「仕事をする」ことに対して言いようのない怖さを感じるもの



私自身もしばらく専業主婦の時代があったけれど、社会から取り残されてしまっているのではないかとか、おいてけぼりのような、社会で自分が通用するのかとっても心配でした。




でも、仕事を持っている人と仕事をしていない人の「差」ってないんだと思います。


たまたま「一歩を踏み出したか否か」だけの違い。能力は一緒です。




普段家にいるとごくごく限られた人間関係の中で一日が完結してしまいがち、一方仕事をするとなると毎日いろんな人と会って言葉を交わして評価を受けて・・・考えるだけでもシンドイ、確かにそう




でもね、そこで一歩を踏み出さないと結局ずっとそのままなんですよね。




ご主人が残業が減って給与が下がっているから、少しでも家計のために働いてほしいけど、しまいには奥さんが泣き出してしまうというケースもあるのだそうです。





新しいことにチャレンジするのは怖いですよね。気持ちは分かる。




そんな方もお子さんには、きっと「なんでもチャレンジしてみなさい!失敗してもいいじゃない、頑張れ!」って言っているのではないでしょうか?



子どもに対して「こんな子に育ってほしい」と思うことはすなわち「こんな大人になってほしい」という気持ちの表れ、つまり自分自身もそうなりないという思いがあるからなのではないでしょうか?





ファーストフードでも、スーパーのレジでも、会社の事務でも最初はなんでも覚えることが多く難しいもの。


これまでの経験がひとつも活かせないように思うかもしれませんが、最初はだれでもそんなものです。


最初からうまくいく人はいません。




私自身もFPという仕事を始めようと思った時、いくつか選択肢を書きだしその中で一番ハードルの低そうなものからチャレンジしてみました。


「AよりはBが楽だな」と自分の潜在意識に、「楽な方を選んだ」という認識をさせることによって「できるかも・・・」という気持ちを起こしたというところでしょうか?


FPとして独立しようったって、すぐに仕事があるわけじゃなし、かといって家庭の環境を考えるとお勤めをするには時間が細切れ過ぎて就職は難しそう(当時娘は幼稚園年少さん)




求人広告を見ても、FP資格者の募集があったとしても就業時間が合わなかったり勤務先が遠かったり、年齢制限やばかったり^^ 


「こんなところに、アプローチして断られるのもいやだな~」  


そこで目をつけたのが生協の「FPセミナー」への参加


「これなら勉強になるかな」・・・と思って参加の次いでに「FP資格があるのですが、一緒に活動させてもらえませんか?」と言ってみることから始めました




生協のFPチームですこしばかり講師のまねごとをしてみたり、コンサルのまねごとをしてみたり・・・


ちょっと手ごたえを感じるようになって「もう少し頑張ってみよう」とまた自分自身にハードルを設けこんどは千葉県と東京都内のカルチャーセンターとうカルチャーセンターに「FPセミナーをさせてもらえませんか?」という手紙を送ってみました。


運よくいくつかからは返事が来たので順次訪問して少しずつ「自分の教室」を持たせてもらうようになったのです。ここで自分の知識が定着して、また次のステップを踏み出す力がつきました




この方法はなにか特技がある方には良いかも知れませんね


お返事がくる可能性はあまり高くはありませんが、実際自分ができる範囲もせまいですから^^

50通送ってひとつ自分の教室が持てたらよいスタートだと思いませんか?



カルチャースクールは常に新しい分野の教室を開拓しようとしていらっしゃるようですから、担当者さんによっては話を聞いてくれるかも知れません。


ただ、受講生のお月謝の6:4くらいでスクールに納めなければならないので収入といってもすぐにはあまり見込めませんが・・・



ずいぶん世の中から遠ざかってしまったという方は、パソコン教室に通うことから始めてもいいかも知れません。パソコンは必須ですからね。



なんでもいいから、始めてみる!



やっぱりこれしかないんですよね。






「仕事をする」ってやはり大変です。収入をえることを維持する、これも大変



でもお金を得て家族を支えることの大変さを実感することも大切です。



夫が収入を得て妻が家計をやりくりする、そんな時代は終わっていますし現実問題として・・・



二人で仕事をして収入を得て、家計を支える・・・これが今の現実




仕事をする勇気がない、今の時期良い働き口がない、こんな仕事はイヤ、これから新人として周りから指図されてひとつひとつ仕事を覚えるなんてムリ



そんなことをいつまでも言っていると、毎日満員電車に詰め込まれて、あちこちで頭を下げながら頑張っているご主人もつらいでしょう。




お金を稼ぐって厳しいです。


お金だけがすべてではないことはもちろん分かっていますが、お金がない現実はやっぱりシビアです。



とくに政治が揺れ動く今、国に頼ることができなくなっているので、確実なのは「自分」だけ




資産運用を考えてネット証券や情報サイトで儲ける方法を探すより、節約を考えてマネー雑誌を読みあさるより私はむしろ「稼げる自分になるため」の投資を真剣に考えるべきだと思います。



入ってくるお金がなければいくら出口を制御しても、いくら中身を膨らまそうとしても限界があります。



入ってくるお金を増やす、お金の入る入口を増やす




まず第一に取り組むべきことでしょうね。



結果が出るのはまだまだ先かも知れませんが、努力をしなければ結果は出ませんし。





子育て中でも何かできることはあるはず。


経験がなくても、頑張れるはず




仕事を始める勇気、ぜひ持ってもらいたいなと思います。





一歩を踏み出す勇気



最初は怖いです。



フリーランスの私は毎日が仕事開拓の連続



正直怖いです。



でも一緒に頑張りましょう。続けることしか前に進めませんから