先日の厚労省の発表で、あらためて今後ますます年金がもらえなくなることが明らかになりました
夫会社員、妻専業主婦の家庭で、現状現役時代の収入の6割は確保されているというのに2050年には5割程度に
でも深刻なのは、モデルケースにはまらない場合
現状でさえも5割を切っているのだから。
受取の割合から見たらやはり妻は専業主婦でいるべきなのだろうか?
なんかその方が得?
現役時代からの代替率で、独身男性が最も少なくなってしまうのは年金制度の仕組みにからくりがある。
そもそもみんなの年金の土台となる国民年金は保険料も定額制、受け取る年金額も定額制。
そのうえにのっかる会社員のための厚生年金は、収入に応じて保険料の負担を多くなるし、受け取る年金額も多くなる。
定額部分の国民年金があるので、結果収入のとっても多い人ととっても低い人を比べると、低い人の方が保険料負担率は大きくなるはず。
そのため将来の受取額も現役時代の収入と比べると率は低くなる・・・たぶんそんなからくりだと思う。
もうひとつ、妻専業主婦家庭の代替率が高くなるのは、会社員の妻つまり第3号制度!!
だって、会社員の無職の妻は国民年金の保険料まったくゼロで、保険料を払った人と全く同じだけの年金を受け取れるのだから。
たまに、「専業主婦の保険料は夫が払っている」と本当に信じている人がいるけど、全くのウソですから。
夫が払っているのは給料に対して決まった額のみ。
たとえば同じ給料なら単身者も妻帯者も保険料は同額。
「だって、専業主婦は収入がないから保険料なんて払えないでしょう!」そんな声が聞こえてきそうだけれど、
ならば自営業の夫の専業主婦の妻がどうしているか知っていますか?
夫が自営業であれば、専業主婦の妻は国民年金保険料を払っているんですね~
たとえば20歳で嫁いだ二人、どちらもずっと専業主婦
片や夫は会社員、片や夫は自営業者
会社員の妻は60歳まで保険料を全く納めることなく、65歳からおよそ年間80万円の年金を受け取ります。
自営業者の妻は60歳まで保険料を40年間払い続け、65歳から同じく年間80万円の年金を受け取ります。
こう考えると、夫会社員妻専業主婦世帯が割がいいのは当たり前
なんかこの年金制度、どう考えてもすっきりしないな~
代替率が低い、共働き夫婦、独身男性、独身女性は老後のためにどうしたら良いのか?
答えは一つ、早いうちから資産運用しましょう!
代替率が低いとはいえ、現役時代の家計収入は専業主婦家庭より多いケースが多いので、その分をどんどん運用して増やすしかありません。
50代より、40代、40代より30代
資産運用を始めるのは、早ければ早い方がいい。
年金制度、やっぱり頼りにならない!どうしてくれるんだ!と嘆くより、今できることを始めましょう。
前向きに取り組んだ人が結局幸せに近づくことができます。
30代、40代の年金作りなら、心とお財布を幸せにする専門家、CFPの山中にお任せ下さい!