5月10日の日経新聞に、20代ー30代の自分年金作りについての記事がありました。
公的年金だけでは不足してしまる老後資金を、若いうちから準備していきましょうね!というもっともなお話です。
その記事の中でFPの方が例として出しているのが、
日本株、日本債券、世界株、世界債券にそれぞれ25%ずつ配分したポートフォリオで期待リターン6%というもの。
期待リターン6%!
いいですね、本当に期待したいです
この資産配分によるところの期待リターンについては、私自身もモーニングスターのらくらく検索ファンド を参考にすることがあるのですが、新聞記事にあったように
月々3万円を30年間積み立てて3000万円準備するには、目標運用利回りが6%必要でそのリターンを得るために考えられるポートフォリオは、日本株、日本債券、世界株、世界債券それぞれ25%と
ほぼそのままの形ででてきます。
勘違いしないで欲しいのはこのシミュレーションは過去のデータに基づいて計算されている、ということ。
そして私たちが実際に投資を行うときに必要なのは、それらの過去のデータを使ったモデルをもとに将来の世界の経済について想像をめぐらして自らの判断を行うこと。
たとえば過去20年、30年の日本はどうだったのか・・・
高度成長があり、バブルがあり。
今後10年、20年後の日本が過去あったような経済的発展があるのか・・・
もし過去のような成長が期待できないのであれば、期待できる地域はどこか?産業は何か?当然考える必要があります。
そのうえで、ポートフォリオを考えていかなければ大変なことになると私は考えています。
マネーについて書かれた書籍やウェブ記事などたくさんありますが、それらをうのみするのではなくそこをベースに自分で考える力をぜひ磨きたいものです
私自身はお客様にご提案する場合、お客様のゴールがいつか、ということも考えながらポートフォリオを組みます。
お金はあくまでも使うためにあるもの。
ですから、いつ使うのか、それまでの世界経済の力具合はどうなりそうなのか、それによってポートフォリオを考える必要があると考えています。