今回発売した書籍のタイトルは、
1億円っていったいどうよ?って思う人もいるかもしれないけれど、1億円って極めて現実的な数字です。
たとえば、こども一人を育てるのに、小学校から、大学までオール公立で約730万円
オール私立なら、約2300万円。 高校まで公立で大学は私立となると約1700万円
私立の大学ってそれだけで700万円以上のお金がかかります。
子ども一人としても子どもを育てるのに2000万円近くのお金が必要ということに
では、住まいは?
仮に3000万円を3.5%の固定金利で35年ローンを組むと毎月の返済額12万円ですが、35年間に支払う金額を合計すると、5200万円にもなります。つまり2200万円は銀行に支払う利息
これに固定資産税やりフォーム代も必要ですね。
仮にずっと賃貸でも家賃10万円の家に30歳から85歳まで住み続ければ、それだけで6600万円。
老後といえば、平均サラリーマン家庭で、定年までに3000万円程度の貯えが必要と言われているので、それら「人生の三大資金(教育資金・住宅資金・老後資金)を合わせると1億円になるんですよね
でもこれだけでは終わりません。
つまり、三大資金のほかに毎日の生活費も要りますよね。仮に住宅ローンや教育費を除いて月20万円で暮らしている家庭であれば、年間240万円x20歳から60歳までの40年間=9600万円
さらに1億円が上乗せです。
それに対して日本人の平均給与は平成19年度のデータは年間542万円
まあ、20代はなかなか貯金なんてしないだろうから、お金に対し真剣になるのは家庭をもってからですよね。
そうなると30歳から60歳まで、夫一人の給与で家族を養うとすれば、
年収x30年=1億6260万円 < 生活費1億円 + 三大資金1億円 と
大きく赤字になることがわかります。
共働きならなんとかなるか・・・
そうですね、まずは共働きを考えた方がいいですね。やっぱり入るお金がないことには、始まりません。
でも多くの共働き夫婦は貯金が苦手です
お財布を分けている夫婦、相手任せの夫婦、忙しくて家計について考える時間がない夫婦などいろいろで一生懸命働いているわりには、お金がたまっていない方が多いのです。
今回の書籍は、そんな方へのヒントをちりばめました。
積立って地味ですが、最も有効な方法。
三大資金1億円も、上手に計画して、しっかり実行できれば絶対貯められます。
ぜひ、読んでいただきたいです