桜島は噴出した火山灰のせいであまり綺麗に見えませんでした。でも、ももクロが見られたので大満足です。
今日はももいろクローバーZのJAPANツアー『青春』鹿児島公演が最高だったのでその話です。
ももクロの最年少でももクロの大型犬、あーりんこと佐々木彩夏さんの22歳の誕生日の前日に行われた当公演は、彼女の21歳最後のライブを楽しみにする人で満席となりました。
私が13列目の近い席を引き当てて飛び跳ねるほど嬉しかった話は割愛してライブで観た曲の話をどんどんします。
1曲目が彼女達の名刺曲、『いくぜっ!怪盗少女』。
私は百田夏菜子のエビ反りジャンプを生で見ないまま死ぬな教に入信しているのでこの曲が大好きです。
この曲でこの日驚いたのは、客席の声の大きさ。
コールが、デタラメに大きい。厚い。
ももクロのライブは客席からもメンバーの名前や合いの手を入れる楽しみ方ができる曲が数多くありますが、この怪盗少女は中でも特にコールの多い曲の1つです。そしてこの日、この曲中会場に響く観客の声がとんでもない大きさでした。
自分の発した大声が音の濁流に呑まれ、聞こえなくなります。
自分の声が聞こえないほどの声量のライブなんていつぶりに見られるのでしょうか。ゾクゾクしました。
大きな反響が客席からステージに跳ね返る時の気持ち良さは筆舌に尽くしがたいのですが、会場の臨場感?ライブ感?がとてつもなく高まるんですよね。生を感じます。圧倒的な生。
そしてパフォーマンス。
小学生みたいなことを言いますが、必殺技を持つアイドルって超強いですよね。
ももクロのリーダーで私の推しメン、百田夏菜子さんはライブ中の一挙一動が客席の目線を惹きつける必殺技の鉱脈みたいなところがあるのですが、中でもこのエビ反りジャンプにはいつも震えます。知らない人はいないですよね。
エビ反りに上に反らせた顔が、満面の笑みで再び客席の方向を向くのを見る度に、この人の飛翔はどこまでも届いてしまうのだろう、と本気で思うわけです。
『いくぜっ怪盗少女』は単独ライブ以外のフェスなどでも、彼女達の出演時には高確率で歌われる曲です。百田夏菜子のエビ反りジャンプを世界に見てほしい教に入信している私のイチ押しです。
コールが大きくて盛り上がる曲、ばかりではないのが昨今のももいろクローバーZのライブです。
3曲目『マホロバケーション』はコールをしても楽しいですが、黙っていても盛り上がる曲です。なんというか、もう、音が楽しい(言語野が焼ける匂い)。
好きな楽器のストロークに合わせてリズムに乗っていいこの曲は2016年発売のアルバム表題曲。2010年の発売から長らく人気の怪盗少女に取って代わらんとする、ももいろクローバーZの次世代音楽の代表です。超楽しいので国歌にしましょう。
最近の私はもう、ももクロさんのライブが楽しいと笑いが止まらなくなってしまいます。笑いとはもはや表情だけでなく「ハッハッハッ」と声に出てしまうほどの笑いです。
マホロバケーションは私を必ず大笑いさせる曲です。国歌にしましょう。
MC、自己紹介も最高でした。
百田さんの自己紹介では、百田さんが客席に「かなこぉぉぉぉぉ↑↑」と自分の名前を叫ばせ、音楽隊の指揮者が最後の一音を止めるように彼女が両手を頭上で拳に結ぶと客席が声を出すのを止める主従システムがあるのですが、この日は、他のメンバー3人が百田さんのその動きを真似してイジります。
10年活動してきて今更自己紹介をイジられる百田さんが不憫で面白くて、あーりんさんには「THIS IS ITみたい」と例えられてるのも大笑いでした。先程から私は悪いキノコを食べたみたいに笑っています。
そういえば東京ドームでの10周年コンサートのエンディングで百田さんが行った心震えるスピーチは、早くも高城さんとあーりんさんに物真似されています。私は我々ファンが「あぁかわいい、格好いい、神・・・」と崇める百田さんの一挙一動が他の3人に雑にイジられる様子が大好きなのでもっとやれください。
そして本青春ツアーの見せ場はメンバーが青春にまつわる曲を紹介して4人で歌う青春ブロック。私は肖像画ブロックと呼んでいます。
4人の選曲は以下(セットリスト順)
佐々木彩夏→泣いてもいいんだよ
高城れに→Z女戦争
百田夏菜子→白金の夜明け
玉井詩織→行く春来る春
あーりんさんは当時18歳、「強くなりたい、負けたくない、泣きたくない」と思っていた時にこの曲に出会ったと曲紹介で語っており、この曲のタイトル通りの主張に大きな影響を受けたのかもしれません。この曲には当時、百田さんも「私に言われてるみたい」とインタビューで語っています。
2011年、はじめてのさいたまスーパーアリーナでのライブにて、大ステージの登場シーンで不敵に笑ってみせ、毅然とした意思の強さでグループ引っ張ってきた百田さん、あーりんさんの2人がこの曲のメッセージに影響を受けたことは、もしかするとチームの精神性に大きな転機を与えたのかもしれません。
「どんな幻滅も僕たちは越えていく
でもその前にひとしきり
傷むアンテナもなくはない」
10周年を迎え、幾多の困難を乗り越えて走り続ける心身共に成熟した強い強いももクロの歌い手4人に、中島みゆき氏がこの曲に込めたメッセージが、再び、そして優しく伝わってほしいなぁと思いながら彼女達の歌を聴いていました。
Z女戦争を選んだ高城さんは学生時代の、アイドルの自分と思春期女子の自分の葛藤をこの歌に重ねました。
「本当は誰かに甘えたい
そっと優しくされたい」
青春を芸能に捧げる全てのアイドルが経験するであろう葛藤。
ももクロとしての人生に誰より誇りを持ち、オフの日に街でファンを見つけると自分から声をかけてしまう『ナチュラルボーンももクロ』である高城さんも、青春時代に当然これを経由しているのだと、私たちはこの曲を紹介する彼女の言葉から実感させられるわけです。
しかしながらこの曲、ライブ曲としてはももクロ楽曲の中でもトップクラスに楽しい曲の1つです。
高城さんの過去の葛藤の吐露に考えさせられる間も無く「3時の方向に敵機発見デストローイ!」と曲が始まります。改めて文字に起こすとなんと奇天烈な歌い出しでしょう。
1人の少女としての彼女達の葛藤に想いを馳せた次の瞬間にアイドルである彼女達に手を引かれ幸福フィールドに連れていかれてしまうような感情のジェットコースターは、ももいろクローバーZというアイドルテーマパークの目玉アトラクションです。情緒をグラッグラに揺らされます。
百田さんが選んだ『白金の夜明け』は、彼女が2年前、紅白歌合戦落選で気持ちをドン底に落としていた時にデモテープを聴いたエピソードで紹介されます。
「僕の心が今、どんなに地獄でも」
元気さや明るさで受け手の尻を引っ叩く世間のももクロ楽曲へのイメージとは対称にあるこの曲、冒頭を歌う百田さんに一瞬で引き込まれるのもさる事ながら、この日は高城さんの歌に鳥肌が立ってしまいました。
「誰もひとりなんかじゃない
ひとりになろうとするだけなんだ
冷たいベッドに潜り込むように
夢に逃げ込むように
だけどひとりじゃない」
このパートの高城さんの歌声が、とても綺麗で優しくて、でも力強くて、温かくて、けれど身震いしてしまいました。
高城さんの歌声は元より湧き水より美しく澄んでいましたが、最近の高城さんの歌声は美しく細く流れていくだけではなく、強く優しく包み込む加護のような歌にもなりつつあるような気がしています。
「抑揚や強さを求められる有安さんのパートを引き継いだことが彼女の歌唱法に新しいバリエーションを与えたのかも」とモノノフ仲間と終演後に酔っ払いながら話していましたが、その通りなのだと思います。
先に書いた通り、背中を押し手を引いてポジティブな天国の世界に連れて行ってくれる多くのももクロ音楽ではなく、誰かの地獄に寄り添ってくれるようなこの曲に、私は今の高城さんの加護の歌声を求めていたのかもしれません。この日一番鳥肌がたったのは間違いなくこの曲の高城さんの歌でした。
『行く春来る春』は百田夏菜子大好きアイドルの玉井さんが「曲の終わりに百田さんに抱きつけるから選んでるのでは」とファンに言われているのを見て笑ってしまいましたが、超絶良い曲です。超まっすぐに「青春曲」です。
この曲の良さはここだと言うと邪道だと非難されそうですが正直に告白すると、アウトロでの百田玉井ペア、高城佐々木ペアのハグが世界平和です。
ずっとステージで一緒に踊ってたのに、幼少期に生き別れた兄妹か国境で関係を隔てられた恋人の数十年ぶりの再会みたいに抱きつくのでもうダメです。語彙力を司る筋肉に弛緩剤が投与されます。
高城さん抱きつきながら誕生日を迎えるあーりんさんに「おめでとうおめでとう」とマイクも使わずに囁いてるし。そこがもうこのツアー公演のコンセプト「青春」のピークです。4人の姿を模した銅像を建てましょう。
青春ブロックが終わって前半終了です。
今書き起こした倍くらい楽しいポイントがまだ残ってますがとても書ききれません。もしまだ青春ツアーを見てない方、続きはライブ本編に課金してご覧ください。
公演終了直後の放心状態でも、1日経った今でも変わらず思うのは「ももクロのライブ楽しい」です。
今回の鹿児島で青春ツアーシーズン3が終わり、10月から始まるシーズン4の日程が公開されました。
http://www.momoclo.net/pub/sp/information/?id=4396
青春ツアーは箱も小さい為に倍率も高いですが、自分の住む都道府県や近くにももクロが来たならぜひみんなに申し込んでもらいたいコンサートツアーです。
モノノフの皆さんはモノノフではない友達を誘ってあげたりすれば、ももクロの良さをわかりやすく伝える最高のツールになるのではないでしょうか。
もしファンと言うほどももクロが好きではないのにこの記事を最後まで読んでしまった方は、ぜひツアー日程をチェックしてください。そして今日記事に書いた中で特に入門にオススメな私の大好き曲をもう一度書いておくのでぜひ聴いてください。
1.いくぜっ!怪盗少女
2.マホロバケーション
3.白金の夜明け
ももクロって、ライブも、音楽も、メンバーも、
超楽しいです。
あと、鹿児島っていいところですね。
カツ美味しかったです。
