4ヶ月(生後6ヶ月)⑤

肛門腺の手入れ

 特に小型犬では肛門腺の手入れが必要になる犬もいます。肛門腺は肛門のすぐ奥、4時と8時の位置にある肛門嚢という袋から出てくる分泌液のことをいいます。スカンクのおならは実はこの分泌液の噴出を指します。特有の臭い匂いをもち、この匂いをかぎ合うことでお互いを認識します。またとても驚いたときにもこの分泌液を噴出することがあります。

 中~大型犬では、この分泌液は排便時などに少しずつ排出するために問題になることは殆どありませんが、小型犬では自力で排出できずに分泌液がたまり、腫れたり、ついには袋が破裂してしまう場合もあります。分泌液が溜まってくるとおしりがムズムズしてくるので、床に肛門を擦り付けたり、排便後に肛門を押し付けたまま動き回ることがあります。肛門腺が溜まりやすい犬では定期的に肛門腺を絞るとよいでしょう。

 定期的に動物病院にいって絞ってもらう、あるいは絞り方を病院で教えてもらいシャンプーのときなどに絞るようにします。

●シャンプーの種類

 シャンプーの種類には様々なものがあります。皮膚のタイプや皮膚の状態によってはシャンプー剤を限定したほうが良いことがあるので獣医師に相談してみましょう。コンディショナーについては、被毛や皮膚の状態によって、使用しないほうがいい場合、使用したほうがいい場合があります。

・殺菌作用があるシャンプー・・・膿皮症などのとき

・保湿性のあるシャンプー・・・乾燥性の皮膚炎などに使用

・乾燥作用のあるシャンプー・・・油性の皮膚炎などに使用

・毛穴まで洗浄作用のあるシャンプー・・・毛包炎などに使用

 

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