3ヶ月(生後5ヶ月)④

咬み付きの抑制

 犬に咬む加減を習得させます。

(第1段階)アイコンタクト

(第2段階)マズルコントロール

(第3段階)頭を撫でる

 犬の真正面に座り、上から見下ろすようにして、頭をなでてください。真正面に立って見つめることは、犬にとって威圧的です。飼い主と犬の信頼関係がしっかりしていれば心配ありません。自信を持って犬の目を見つめ、両手で犬の頭を包み込むようになでてください。静かに優しくゆっくり行ってください。

 恐怖心の強い犬の場合は、目をそらし、顔を伏せ、横になってしまいます。身体全体をなでながらいい子と話しかけ、犬の心を和ませてください。

 飼い主の手にじゃれたり抵抗する場合は、犬が混乱しどうしてよいかわからず悩んでいる状態です。今までの生活を検討し、原因を探ってください。このままでは、犬に伝えることは無理です。先に進めません。

(第1段階)唇を上げる

(第2段階)口を開ける

 子犬の口を大きく開けてみましょう。素晴らしいリーダーがいて生活に満足し、安心しきっている子犬は、口を開けてくれます。

 子犬にとって、口は、唯一の武器です。危険なときは、相手に咬み付いて、自分を守らなければなりません。口を開けられているときに、外敵に襲われたら大変です。素晴らしい飼い主と認め、信頼している子犬だけが、口を開けることができるのです。

 口を開けようとすると、咬み付いてくる犬もいます。人間を信頼することができず、攻撃的なタイプの犬です。ひょっとしたら、人間にいじめられたことがあり、飼い主を怖がっているのかもしれません。でも、まだ子犬です。歯もさほど鋭くなく、少しぐらい咬まれても痛くありません。勇気を出して口を開けてみましょう。


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