2ヶ月(生後4ヶ月)⑤

失敗が続くときは始めからやり直す

 トイレの失敗が続く場合は、その原因を考えてみましょう。うまくいかなかったときに、大声を出したり、体罰を与えたりすると、子犬はどうしてよいかわからず、隠れて排泄するようになります。混乱しているのです。もう一度はじめから、トイレトレーニングをやり直してください。

 また、ケージに長時間入れたままにした場合は、ケージ内で排泄するため、一見トイレトレーニングが成功しているように思われがちです。しかし、室内に出したときには、子犬がトイレで意識的に排泄することを学んではいないので、いたるところに排泄してしまいます。

 子犬が気持ちよく排泄できるように、最初からやり直してください。まだ十分間に合います。

吠えたり咬んだりする理由は?

 人は、話したり、書いたり、歌ったりして気持ちを表現します。犬は、咬んだり、吠えたり、とびついて感情を表現します。なぜ咬んだのか?どうして吠えているのか?なぜとびつくのか?

 子犬の気持ちを思いやってください。

 人間にとっては、ごく当たり前のことに、犬はびっくりし恐怖を感じて、自己防衛のために吠えたり、咬んだりすることがあります。また、まるで幼児が甘えるような仕草で、親しい人の手を軽く咬んで、甘えることもあります。とびつくことにより、たまたま自分の欲求がかなえられると、とびつくことは、良いことだと学んでしまい、次からもとびつくことを繰り返します。

 犬は、ちょっと緊張したときには、平和を維持するシグナルを出して人に語りかけています。

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