1ヶ月(生後3ヶ月)⑦

散歩中は飼い主に注目させる

 徐々に散歩に慣れてくると、興味津々になります。いままで立ち止まったり、おずおずと尻込みしながらついてきた子犬が、ある日突然、勝手に前進するようになります。そのときこそ、一緒に並んで歩くことを教える良い機会です。アイコンタクトをして、子犬の興味を引き付け、飼い主が一緒にいることを再確認させてください。リードを引っ張り始めたその日に改善することが大切です。

 うっかり子犬がリードを引くことを許していると、どんどん子犬は、自身の世界に入ってしまい、散歩中、飼い主に注目しなくなってしまいます。

リードを引っ張ってしまう

 自分勝手にリードを引っ張ることをほっておくと、引っ張ることは良いことだと考え、飼い主と一緒に歩こうとはしません。後になってから改善するのは大変です。最初に間違えたときに直してください。

 落ち着いてリードを付けさせますか?ドアや玄関では飼い主が先頭ですか?素敵な飼い主だと慕われていますか?場合によっては、室内で、一緒に歩く練習をやり直すことも必要です。

 散歩に熱中して子犬がリードを引っ張ったら、そのまま黙って立ち止まってください。リードの先端でグイグイ引っ張っていた子犬も数分のうちには、必ず飼い主をみます。そのとき、無言のまま素敵な笑顔で向きを変え、反対方向へ楽しそうに歩きだしてください。

 子犬は、慌ててついてきます。そして飼い主を追い越し、またリードを引っ張ります。もう一度立ち止まり、子犬が気づくまで待って、反対方向へ進んでください。これを繰り返してください。2~3週間すると子犬も一緒に歩くことを覚えてくれます。声をかけないほうが、子犬に早く気づかせることができます。

 また、3歩歩いてお座り、また3歩歩いてお座りをします。これを繰り返すのも引っ張りをやめさせる良い方法です。飼い主が一緒ということを意識させることが大切なのです。

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