2~3週間⑦

伏せを教えよう

 子犬にとって食べ物=良いこと=信頼です。子犬はまだ、十分に言葉を理解しませんから、食べ物を使って誘導します。アイコンタクトを行って子犬を集中させたら、次にお座りをさせます。

 いよいよ伏せです。少量の食べ物を子犬の鼻先に持っていき、徐々にカーブを描き、子犬の前方まで移動させます。子犬は食べ物につられて、前足をおり、胸部を床につけます。できたらすぐに食べ物を食べさせ、同時に「ふせ」と声をかけます。無理をせず子犬の自発性に任せてください。大切なことは子犬に強制するのではなく、子犬自身が考えて、伏せをすることです。伏せをしやすいように、食べ物の動きと与えるタイミングが決め手です。

 食べ物を動かす動作は、ゆっくりと、子犬のペースに合わせ、伏せをするまでは、食べさせないようにします。もし、子犬の手が出て食べ物を取ろうとしたときは、すぐに、食べ物を飼い主の後ろに移動させてください。

 自分で気がついて覚えた行動を子犬はよく覚えます。いつでも、誰の号令でもできるようになります。

① 子犬の鼻先に、食べ物を持っていきゆっくりと子犬の前方に移動させる。

② つられて伏せの形になる。

③ 食べ物をあげ「ふせ」の声を掛ける。


 

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