僕は全盲で車いす。
僕の住んでいるアパートの
可燃ゴミ収集日は火曜日と金曜日。
ゴミステーションボックスは道路沿いにある。
いつもはゴミが少ないので
自治体で指定されている
一番小さいゴミ袋を僕は使っている。
今日は珍しく、2袋のゴミが出た。
一つは、僕の使用済み尿取りパットと
導尿用の使用済みカテーテルで
いっぱいになったゴミ。
もう一つは、普通の可燃ゴミだ。
今日も彼女がゴミ出しをしてくれた。
その時、ゴミステーションボックスには
他のゴミ袋は無く、僕のゴミ袋だけだった。
ゴミを出してしばらくして
彼女と車でゴミステーションボックスの前を
通りかかると、2袋出したはずのゴミ袋が
1袋消えていた
確認してみたけれど、1袋しかない
ゴミ収集車が来るにはまだ早い。
しかも、無くなっていたゴミ袋というのは
僕の使用済み尿取りパットと
導尿用の使用済みカテーテルのゴミ袋だった
な、なぜ
僕の使用済み尿取りパットなんて
盗んだの誰だよぉ〜
とざわざわする僕なのでした
『ゴミ袋、開けてビックリだな』byさち
※このお話はノンフィクションです。