僕は全盲で車いす。


前にも話たが、僕が一人暮らしを始めてから


彼女の会社の社長のご厚意で


社員というわけではないが、ほぼ毎日


彼女と一緒に出社させてもらっているおねがい


その会社は駅ビル内の1階にあり


僕は1日に2、3度、壁をつたいながら


車いすで移動し裏口から外へ出て


太陽に当たったり


昼休憩ではタバコを吸ったりしている。


僕がいつも過ごしている部屋から裏口までは


ドアがいくつもあったり距離も少しあるので


自分で自由に移動できるようにと


何度も彼女と移動の訓練をし 


一人で移動できるようになった。


裏口の手前にはトイレもあり


トイレにも一人で行けるようになったチョキ照れ


だから会社では車いすで自由に動いている。


その日も壁をつたいながら車いすで移動していると


のぶ 「痛いびっくりマーク


と言いながら、真顔の僕。


ちょうど近くに居た彼女が


彼女 「痛くないよねはてなマーク


のぶ 「・・・う、うんキョロキョロ


彼女 「今、痛がったのは車いすだよねえー


のぶ 「そ、そうです」


その時、車いすがドア枠に当たっていて


僕はどこにも当たっていないのだった。


それをたまたま見ていた彼女が


ツッコミを入れてきたのだ。


でも・・・


く、車いすは


僕の身体の一部ですからーーーパー


さち、残念ニヤリ


と思う僕なのでした爆笑爆笑爆笑


『いやいやいや、だとしてもまずは、車いすに謝ってえー』byさち



※このお話はノンフィクションです。