僕は全盲で車いす。


先日、1年3ヶ月ぶりに


僕の大切な甥っ子(弟の息子)に


会うことが出来たおねがい


そのことについての詳しいことは、こちらの記事を読んで頂けると嬉しいですおねがい下矢印下矢印下矢印


その大切な甥っ子にも一昨年


弟が産まれ、お兄ちゃんになった。


甥っ子の弟であるもう一人の甥っ子と会うのは


その日が初めてだったラブ現在、1歳3ヶ月。


ここからは、その甥っ子を甥っ子ちび太としよう。


人見知りで、特に初対面の男性は泣かれるかもと


義妹(弟の奥さん)からは、聞かされていた。


僕のアパートに来た甥っ子ちび太は


初対面の僕を見て、泣くことはなかった。


第一関門突破びっくりマークチョキ照れ


最初は義妹に、抱っこされていた甥っ子ちび太も


お昼ご飯を食べる頃には


抱っこじゃなくても大丈夫になっていた。


義妹に隠れて僕の様子を伺っている。


そして、甥っ子ちび太の様子を時々、


義妹や彼女に教えてもらう。


甥っ子ちび太は、不思議そうに僕の顔を


ガン見していたらしい。


『このおじさん、いつも見ている人たちに似てるような気もするし、ちょっと違うような。僕の名前を呼ぶ呼び方の感じが、じいじに似てるような、違うような』by甥っ子ちび太の心の声


義妹や彼女が、甥っ子ちび太の心の中を


想像して実況する。


『このおじさん、僕を見ているようなんだけど、じっと見てても僕の目と合うことはないんだよね。不思議だなぁ。でも、みんなと同じように目を開けてるし、たぶん僕に笑いかけている』by甥っ子ちび太の心の声


僕は全盲だけど、


見た目は目が見えるように見えてしまうから、


甥っ子ちび太もきっと不思議なんだよね。


次第に一人遊びを始めたり、


ちょこちょこ歩いてみたり、


だいぶ慣れてきたようだった。


時々、僕に向かって笑ってくれるようにもなった。


ただ、僕を正面からガン見したり、


どこか隠れるようにして僕を


じっと見ているのは変わらない。


僕とは一定の距離を保っていた。


そんな時だった。


僕が突然、四つ這い(はいはい)で


甥っ子ちび太のいる方向へ少し動き始めると


立っていたはずの甥っ子ちび太は


凄い勢いで、四つ這いになり、


凄い勢いで、はいはいし、


凄い勢いで、僕から逃げようとしていた。


そして結果、


座り込みギャン泣きしてしまったのだガーンガーンガーン


その一部始終を見ていた


甥っ子も、義妹も、彼女も


大爆笑爆笑笑い爆笑笑い爆笑笑い


なんでよぉ〜ガーン


それから、甥っ子ちび太に近づくことは


とりあえず諦めたのだけれど


用があって僕が四つ這い(はいはい)で


甥っ子ちび太とは反対の方向に


移動しようとしてもギャン泣きガーン


お尻が痛くなって僕が体を


横にしようとしてもギャン泣きガーン


甥っ子と寝っ転がろうとしてもギャン泣きガーン


えぇぇぇーーーーーアセアセ


なんでよぉ〜ガーン


トホホショボーンなおじさん(僕)なのでした泣



※このお話はノンフィクションです。