僕は全盲になってからもう18年近くになる。
彼女 「ねぇ、のぶくん。もし目が見えるようになったとしたら、まず何が見たい?」
のぶ 「自分の周りの人たちの顔かな。それとみんなと一緒に同じ景色が見たい!」
彼女 「自分の顔とかは?」
のぶ 「え?たぶん老けたなーてなるよ」
そこで彼女が突っ込んできた。
彼女 「でもさ、のぶくん10代後半から20代前半の頃、30代に見られてたって言ってたでしょ?」
のぶ 「う、うん」
彼女 「今は実年齢より結構若く見られること多いじゃない?」
のぶ 「うん」
彼女 「だからさ。『え?俺若くなってね!?』ってなるんじゃない」
そんな彼女の言葉にあながち間違ってないかもと
みょ〜に納得してしまう僕がいた
想像しながら僕は喜んでいるのでした
※このお話は、ノンフィクションです。