子育てをしている期間、私は主人の器の小ささにとても不満がありました。


目を瞑ることもあれば我慢の限界で強く指摘したこともしばしば。

その時は私も必死で、そうするしか考えがありませんでした。


でも、今から思うとそれは間違いでした。

私は、自分が知らないところでの主人の頑張りを想像もできない哀れな妻でした。この時点でパートナー失格です。

家庭という見えている部分だけで決めつけたり文句を言ったり。

ましてや自分は主人に感謝の気持ちもないのに、主人には私のことを労ってほしいと当然のように思っていました。


数年前に主人が鬱になり、そして今回私が難病になりました。

病気になり、やっと私達は心からお互いを思いやれるようになりました。

難が有る…有難い…

病気のお陰で私達は大切なものを失わずに済んだのかもしれません。


昨日の朝より夕方、そして今朝とみるみるうちにまたお腹が膨らみ、息苦しさも出てきました。

恐怖に不安がる私を、主人が優しく支えてくれます。


器が小さいと思っていた主人の器は、こんなにも果てしなく大きなものでした。