夜、あるワインバーへのお礼のため、銀座へ。

まずは一丁目のオーパ、椎葉さんが迎えてくれる。

 

ジョニーウォーカー・ダブルブラックをハイボールでいただく。

よくアイラモルトをハイボールで飲む人は多いが、そのイメージをキレイに表現できるのは、むしろブレンデッドのJWDBだ。

ジョニーウォーカー・黒も、現在のブレンドはアイラ寄りだ。

価格等も考慮すると「シングルモルトが格上、ブレンデッドは格下」というイメージは

捨てた方が良い。(21世紀に入ってからスコッチを覚えた人は、シングルモルトから入る

ケースが多いので仕方ないが・・・)

 

そんな話しをしながら椎葉さんは、ホイップ・クリームを作り続ける。

隣りのお客さんのアイリッシュ・コーヒーのためだ。

(実際のベースはアイリッシュではなく、パンペロ!)

チョコと合わせて今晩のナイトキャップにしているようだ。抜群のセンスだ!

 

私は、さくらこさんにフレンチ85を作ってもらう。アレンジはお任せだ。

 

「すごく広がりと深みがありますね。オレンジですか?」

「はい! エラドゥーラ・プラタ+ドンフリオ・アネホ+レモンJ+シロップ、そして

 オレンジピールをしました。オレンジJだと甘さが勝ってしまうので・・・」

(オーパでのハウス・シャンパンは、ニコラ・フィアット)

「いろいろ試した中でも、トップランクです!」

 

これは他のバーでも試せそうなので、フレンチ85の重要な派生レシピとして広めて行こう。

 

さて、そろそろ「ポメリー・ルイーズ」のお礼をするために七丁目へ。

オーナーである大槻麗子さんからの「幸せな人ね!」という言葉に送られて、並木通りを

進んでいく。