丸の内線銀座駅から電通通り沿いのビル9階テンダーへ。
カウンターには、外国の若者たち4人が上田さんのカクテルを楽しんでいる。
私は、会館フィズからスタートして、キングス・バレイに。
ウイスキー(デュワーズ12年)の茶色とブルーキュラソーで、スコティッシュ・グリーン
(霞がかった印象)を目指して作られているが、今日の出来は明るく鮮やかだ。
この一杯だけは、三沢光晴の「エメラルド・フロウジョン」としておく。
先程の若者たちが、上田さんのカクテルブックを購入しサインを入れてもらっているのを
見ながらエレベーターに乗る。
電通通りから、銀座シックスの裏側のビル13階モーリバー・グランへ。
カウンターには、外国の方たちのカップル2組いて、私は左端に座る。
曽我部さんに、ハバナ・マティーニを頼む。
毛利さんのステアと味を楽しむ。
久々にお会いするが、スッキリした表情が体調の良さを思わせる。
「では、渡辺さんに会うため本店に行きます。」
毛利さんに目礼した後、並木通りに戻って、7丁目のビル7階モーリバー到着。
こちらはテーブル席を含めてほぼ満席。やはり、外国の方たちが多い。
偶然空いてた一席に座る。
「XYZスペシャル・こだま」をお願いする。
これは、ハバナクラブ7年を使った毛利さんオリジナルのXYZで、ロンリコを1ダッシュ
するのがポイントだ。
しかし、長年通っている客が油断していると「1ダッシュ」ではなくなり、「ひかり」
「のぞみ」と進化してしまう。これの主犯は渡辺さんだ。
今日、彼の姿は見えないが、お客さんに連れて行かれて「銀座の市中引き回し」にされて
いるようだ。
テンダー・モーリバー共に、特に「コロナ明け」から外国の方たちが凄く多くなった。
日本人の少ない状況がフツーになっている。
おそらく「日本のバーの象徴」になっているのだろう。いわゆる「聖地巡礼」という
感覚か?
今後は「日本のバーテンディング」への認知が課題となる。
カクテルのオーダーが止まった時の毛利隆雄さんの持て余した表情や、マナー違反をした
お客さんに是正を促す上田和男さんの姿が、それを物語ってる。
(日本人も、バブル期に外国で相当ヒンシュクを買ったけど・・・)