仕事終わりに、銀座1丁目のオーパへ。

地下1階の扉を開けると、さくらこさんの目の前に座る。

 

「コスモポリタンからお願いします。」

 

大槻健二さんがご健在の頃からの、私の定番だ。アブソルート シトロンをベースに使う。

 

「では、フレンチ85を! さくらこさんのアレンジはすべて受け入れます。」

 

ベースは、オレダイン・ブランコにフォルタレサ・アネホを効かせた。

また、レモンJの代わりにライムJ、さらに岩塩をチョッピリ仕込ませた。

深みがあり、かつマルガリータのニュアンスもあって、素晴らしい一杯になった。

 

「オーパでのフレンチ85は、これをスタンダードにしましょう。」

 

フレンチ85スタンダード化計画が着々と進行してニンマリしていると、

目の前に見過ごせないボトルが。

 

「正面のラガヴリン8年は、200周年記念のボトルですか?」

「いや、16年の後継としてのスタンダード品です。」

「いよいよですか〜」

 

何度か噂のあった『16年』の交代が、現実となったようだ。

今回の8年は、16年より少し軽いが、十分にラガヴリンらしさを楽しめる。

 

楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまう。今日はここまで。