夕方、池袋で仕事を終え、地下鉄丸ノ内線東京駅。
八重洲口に回るのは大変だとは予想していたが、10分以上かけてミッドタウン八重洲。
ビルの横から入り、いったん40階。フロントに行く前のエレベーターで45階へ。
ブルガリ・バー到着、5月以来だ。カウンターの左端に座る。森さんが迎えてくれる。
「ごぶさたしております。ネグローニから、お願いします。」
ベルモットが、珍しいものを使っている。苦味が少し強調されて、食前酒にはピッタリだ。
「ようやく、名刺ができました。相当待たされました(笑)。」
「いろいろなものが整って、これから攻めの営業ができますね。」
「ゲスト・バーテンダーを迎えたり、いくつかの企画が立っています。」
すると、他の女性たちと装いの違う方が、カウンターに。
「サブ・マネージャーです。彼女は、スイス生まれ、フランス、ドバイ、シンガポール、
オーストラリアとキャリアを積み、東京へ来ました。」
「さすが、ブルガリですね! 突然、ワールドワイドになっちゃいました。」
見た目は可愛らしいが、動きは自然体でムダがなく、フロア全体をコントロールしている。
早くも、日本女性を惹きつけるキーワード「カワイイ」を心得ている。
「では、コスモポリタンを、お願いします。」
日本に居ながら、世界を感じられる「場」になりそうだ。
これからのブルガリ・バーに期待大だ。