当日行われたセミナーのうち、ここからは、時間順に紹介する。

 

12時半〜13時「バー業界のリーダーによる対談形式セミナー(バーテンダーの歩み)」

講師は、野田浩史氏(HBA会長)

    江田氏(anfa会長)

    宮崎優子氏(PBOチェアマン)

司会は、山野井氏、高橋氏

 

山野井氏の質問に、3人が答えるという形でセミナーが進んで行った。

 

1、バーテンダーになったきっかけ

 野田氏は、80年代半ば、ディスコでのトロピカルドリンク。

 江田氏は、大学時代のアルバイト。

 宮崎氏は、高校文化祭の模擬店(もちろんモクテル)、レモンハートがバイブルだった。

 

2、良いバーテンダーの条件とは?

 野田氏は、おいしいカクテルの提供はもちろんだが、ホテルの場合、広いフロアを

 コントロールする事が大切。

 江田氏は、人vs人の中で「よりそえる」こと。

 宮崎氏は、安全・安心感、居心地の良さ、居場所・・・。

 

3、学んだエピソード

 野田氏は、いくら経験しても「失敗ありき」、そこからがスタート。

 江田氏は、お客様からの要望により、フレッシュフルーツに開眼した。

 宮崎氏は、ジントニックとジンリッキーを間違えた。でも、そこから、そのお客様を

 唸らせるジントニックを目指して努力できた。

 

4、学ぶことの大切さ

 野田氏は、社会性を身に付けること。現代は「酒」だけでなく、

 「食...」などへの理解が求められている。

 江田氏は、フレアー・バーテンディングは、とにかく挑戦と失敗の繰り返し。

 宮崎氏は、自らの世界を広げられる(これが幸せでもある)。

 

5、「会長」になった時の気持ち

 野田氏は、人を頼る(1人で出来ることは限られているから)。

 江田氏は、海外に目を向ける。業界全体の更なる挑戦へ!

 宮崎氏は、個人目線から、業界全体からの視点を持つようになった。

 

オープニングということで、三氏からは「若い方々に何かを掴んで欲しい」という熱意を

感じた。