夜時間が取れたので、山手線で池袋に向かう。新宿寄りの改札口を出てすぐ、

ホテル・メトロポリタン2階、オリエント・エクスプレス到着。

カウンターに通される。佐藤さんに対応してもらう。

 

「XYZを、ディプロマティコ(プラナス)で、お願いします。」

 

無駄のないキレイな所作から、シェークに入る。

少し長めだ。さらに、ひねりを加えている。かつての「吉田貢さん」を見る様だ。

ディプロマティコ自体に甘みがあるので、丸みを帯びた作りを目指してるのか?

 

実際、ボリューム感が出て、他ではお目に掛かれない仕上がりになった。

今後、佐藤さんとは、スタンダード・カクテルの微妙な変化を、楽しむことにしよう。

 

しばらくすると、小柳さんが、カウンターに入る。

白いジャケットに身を包んだ姿がカッコいい!

 

「あの〜、真ん中にある1883・・・、ジンベースで何かを!」

 

ヘンドリックス+1883(オーキッド)+レモンJ  で、作ってもらった。

グラスを近づけると、蘭の香りが広がり、口に含むとヘンドリックスと甘みと酸味が

美しいハーモニーを描いている。

 

「オーキッド・レディー、ということにしましょう!」

「1883は、本当にいいシロップですよね。」

 

今日も、いいスタートが切れた。