昼間、ジムでトレーニングをした後、吉祥寺へ。

新しくなった「エクセルホテル東急」前にあるビルの3階、WOODY到着。

ちょうど、お帰りになったお客さんの、入れ替わりのような形になった。

 

「さぁ、どうしましょう?」

「フレンチ85を!」

「普通ウチでのテキーラは、サウザ・シルバーですが、今日はゴールドにしましょう。」

 

田中さんの心をくすぐった様だ。新しいアレンジの誕生だ。

オーク樽での熟成が加わって、丸いテイストになる。

 

「これ〜、いいですねぇ〜」

「じゃあ、『フレンチ85.5』ということにして下さい。」

「分かりました。渋谷・アドニスの大沢さんに、報告&検討します。」

 

着々と、「20年後のスタンダードカクテル化計画」が進行中だ。

 

田中さんには、J・ラサールを飲んでもらいながら、新宿三丁目・ルパランの新人、

沼田さんのお話しをする。田中さんの言葉からも、彼への期待感がヒシヒシと伝わる。

隣りの席のお客さんも、ルパランのご常連らしく、沼田さんの話、プロレスの話、

などなど盛り上がってしまった。

ちょうど、BGMにレッド・ツェッペリンが流れていて、ブルーザー・ブロディや

真壁刀義の名前まで出てきた。

 

「まだ、J・ラサールは、残ってますよね。これに、マールを落として下さい。

 あと、泡を抜いて下さい。」

 

攪拌のためのマドラーを味見した瞬間、田中さんの顔が変わった。

 

「ホントだ、ヴィンテージ・シャンパンだ!」

「でしょ、でしょ!」

 

田中さん、改めて自身のために作り始めた。先程のお客さんも、リクエスト。

 

日曜日の吉祥寺で、『ダメ人間』たちの楽しい時間が過ごせた。