「お兄ちゃん暇なら一緒にバドミントンしよう」 | 信くんの書のすすめ・・・

信くんの書のすすめ・・・

田中信雄。
5歳の時に書と出逢い、40年書を楽しくしています

「お兄ちゃん暇なら一緒にバドミントンしよう💕」

 

うちはクラブチームですが、うちの子を除いては、

みんなバドミントン部が中学校にありません。

なので、ジュニアからバドミントンはしていますが、

部活というものを知りません。

 

僕の時代は、もちろん部活が中心で、クラブチームはサッカーや野球はありましたが、

他の競技は少なかったと思います。

なので、昭和のザ、部活世代です。

 

上下関係100%の顧問絶対みたいな中でスポーツをしていました。

練習中に水を飲まない、ペナルティーは、先輩や顧問が決める、

それは絶対の中で、「心の中」では、当たり前と思いつつも、

「なんだこれ、くだらない、こんなんで強くなれるか」って思いながら、

練習していました。

根性論は仕方がないにして、科学的な根拠のない練習に「???」

を感じていました。

 

中学校は、ソフトテニス部で、1年生から試合に出させてもらいましたが、

2年生の時に顧問が変わり、自分よりも下手な先輩とも合わず、

いろいろあって、2年生の後半で辞めました。

自分よりも練習しない先輩に何を言われても、気にしなかったんですが、

3年生が引退した瞬間から、がらりと変わり、

1年くらいは、耐えてはいたんですが、試合にも出られなくなったので、

もういいやと思い、辞めました。

 

1年くらいスポーツは何もしなかったんですが、

2つ下の近所の女の子がバドミントン部にはいって、

「お兄ちゃん暇なら一緒にバドミントンしよう💕」

と言われたので、家の前でバドミントンするようになりました。

 

そうしたら、たまたま、体協でバドミントンをしていたおじちゃんに誘われて、

週1回、体育館でちゃんとしたバドミントンをするようになりました。

元々、何のスポーツでもある程度出来ていたので、

バドミントンも簡単だろうと思っていたら、

今までやったどのスポーツよりも難しくて、

「上手くなるまでは辞めない」と決めて、

今も続けています(笑)

 

その子は、バドミントンを辞めたんですが、

3つ下の女の子がバドミントン部にはいっていて、

小さい時から知っている子なので、

「信くんバドミントン教えて💕」と言われたので、

教えながら、一緒にバドミントンするようになりました。

元々、分析と研究熱心だったので、我流だけど、飽きるほど本を読んで、

練習してみての繰り返しでした。

 

3つ下の子は、中学校、高校と県1番の全国選手になり、

僕よりもはるかに上手くなりました(*^-^*)

 

実はサッカーも教えていて、3つ下の男の子が、高校で、

「あにき、オレ、サッカー始めた、教えて💕」

というので、嘘を教えちゃいけないので、

飽きるほどサッカーの本を読み、基本から教えながら一緒にやりました。

その子は、県代表になれるかなれないかくらいまではいきました。

僕よりもはるかに上手くなりました(*^-^*)

 

僕は、小さい時から、自分のやるスポーツにはいい思い出がありません。

正直、うんざりするくらい、監督、コーチ、仲間にも恵まれませんでした。

そういう経験があるからこそ、

今、教えていて、ものすごく楽なんです。

 

教えている子は、笑顔いっぱいでスポーツしてくれますし、

先輩、後輩も仲がいい。

若干、後輩が生意気ですが、先輩が優しくて、

逆になると、また先輩になったときに、優しくあってくれる。

そういう中でスポーツが出来ることが、いいんです。

 

中体連も、周りの学校の部活にお誘いいただいたり、

来てもらえたり、そんな中で、学校を超えた中で、切磋琢磨でき、

部活のよさを学ぶことができ、仲良くしてもらい、

本当に感謝しています。

それは、顧問も先生はもちろん、生徒さんにも感謝しています。

 

僕自身のスポーツは、いいものではありませんでしたが、

教えている子たちは、それなりに、

「コーチに教えてもらえてよかった(*^-^*)」と思ってくれたなら、

嬉しく思います。

 

まあ、直接聞くでもなく、内心は分かりませんが、

それでも、バドミントンを好きで、続けてくれていて、

頑張っているところを見ると、少なくても、

僕がスポーツをしていた環境とは違うと信じたいです。

 

根性論も科学的根拠のある指導も、僕はどちらも必要だと思います。

あとは、選手が納得して、練習でき、満足できる成果が出てくれれば、

いいのかなと思います。

 

バドミントンを楽しみたい子もいます。

バドミントンで勝ちたい子もいます。

強化練習日に楽しいバドミントンは難しいですが、

普通の練習日だと、それも可能です。

 

本当は、難しいんですが、

3コートあれば3コート分の違うバドミントンを考えます。

20人いれば20人分のバドミントンを考えます。

出来る範囲でそうしてあげたいと思います。

 

いい指導者、いい指導がどこまで出来ているかは分かりませんが、

僕も日々勉強。

1年生から学ぶことだってあります。

 

最近は、出来るだけ、話をするようにしています。

みんな話し出すと、止まらないので、全部は聞くことは出来ませんが、

話を聞くことが、その子その子の気持ちがもらえます。

 

教え子を見ていると、いい意味で羨ましいです。

そして、教えていて、本当に楽しいです。

そういう意味で、みんなのありがとう💕って言いたいです。

 

田中信雄