人の気持ち・・・ | 信くんの書のすすめ・・・

信くんの書のすすめ・・・

田中信雄。
5歳の時に書と出逢い、40年書を楽しくしています

人の気持ち・・・

 

人の気持ちが分かる人なんて、

実はいないんです。

なのに、分かっている風の人って多いですよね。

「分かるわけないじゃん」って、

僕は思いますが、

「分かるよ」って簡単に言葉にする人はいます。

 

年を取れば、それだけ経験や体験はしていると思います。

しかし、その人と同じラインでの「気持ち」なんてなれるはずもないのに、

分かったように親身になれる。

ない、ないって思います。

 

これは温かいとか、冷たいとかではなく、

そもそもがその人の気持ちになれることはないんです。

それを棚に上げたうえで、

理解は出来るかもしれません。

 

子どもはきっと白と黒がはっきり見えています。

大人になるとグレーの部分が多くなります。

純粋に人の心が理解できるのは、実は子どものうちだけで、

だんだんそうじゃなくなるのかもしれません。

だから「分かるよ」なんていい加減なことを言葉にできるようになります。

 

「今の君の気持ちは分からないけど、話してくれたら共感できるかもしれない」

「同調」や「理解」は少しくらいならできるかもしれない。

が正しいのかもしれません。

 

悩んでいる時って、胡散臭い言葉すら、判断できなくなります。

この人、自分のことを考えてくれているのかも、なんて思い込みになることもあります。

悩んでいる時こそ、自分を信じて、人を疑ってみる。

悩んでいる時は、自分を疑い、他人を信じてしまうことに、

陥ることがあります。

 

自分の気持ちを確かめてみると、信じていい人、そうでない人が、

なんとなく区別できます。

 

元々人の気持ちなんて分かる人はいません。

それを踏まえたうえで、自分を見失わないことが大切です。

 

 

のぶお