逆学歴コンプレックス

と言う言葉をご存知だろうか。



一般には、学歴コンプレックスと言って

学歴が低いことで

就職が不利であったり、

会社での昇進など評価面で

差をつけられたり


また、勉強ができないことに対して

自身を責めたり、

人間性まで同じ尺度で測られてしまう

ことだろうか。



逆学歴コンプレックスとはこの逆で

学歴があるが故に

思い悩むことだろうか。



嫌味のつまりは全くないが、

僕は、地域では有名な大学の出身だ。

同じく高校も県では、名だたる進学校。



振り返るとこの高校が、

本当に良くも悪くも

自分を悩ませて来た

根幹のような気がする。



中学生の時は、まだ頭が柔らかく

たくさん覚えることができ、

テストの点数もやればあがる

と言うゲームのような感覚。


結果、自信のある振る舞いができ

内申点も良く評価された。



それがこの進学校に入学するとどうか。

中学では、上位10%の成績が

高校では、下位10%となってしまった。



もちろん、おもしろくないため

学校の授業は寝ていた記憶しかない。



こんな調子だったから、

現役の大学受験は、通らず浪人生活へ。

両親には負担をかけてしまったと思う。



1年間それなりに勉強はしたが

その進学校出身者としては、

物足りない偏差値の学部に

入学することとなった。



この部分ですでに、

コンプレックスが見え隠れする。



良い高校なのに

これぐらいの偏差値の学部しか入れない

と自分を責めていた記憶がある。


学部と書いたのは、

大学は名実ともに地域では一流だから。



今でも、その名前に

ぶら下がっている気もする。




学歴の良いところは、

その人の、人となりを

ある程度把握できること。


でも、これがその人の

人間性や能力まで

包括して判断をしてしまうのは、

良くないと思う。




この一見

何に悩んでいるのかわからない

モヤモヤした感覚。


はたからみたら、

高学歴に見えるが

自分の中で心の葛藤があったこと。


うまく表現できないが

この高校ならこれぐらいのこと

できるよねと言う期待。


高校同士で比較すると上位でも

高校内の世界では下位と言う

上なのに下

と言う誰にも理解されない状況。




こんな感覚が共有できる人はいますか?


きっといると思う。

今はこれらのことは

だいぶ克服できてきたと思うが

まだまだ根深いようにも思う。



皆さんと一緒に、

心の叫びを発散させ

今、目の前の人生を後悔なく生きたい。



のぶでした。


お読み頂きありがとうございます。

屋久島灯台