只今無事成田に着きましたが、セントレアに乗り継ぎ待ちです。さてさて頂上に達したのか…「キリマンジャロへの道」は続きますσ(^_^;)


頂上を目指す山行5日目の最終日は深夜3時に出発です。
朝食はお粥をひと匙とパイナップルを3切れ食べただけです。ガイドのグッドラックに食べないと連れて行けないと言われお粥を食べたフリをして鍋に戻しましたσ(^_^;)

多分ハンガーノックでダメかもしれません。グッドラックに連れられて行けるところまで頑張ります。

ヘッドライトを付けて3時から登るルートには1~2センチくらいの雪が積もっています。アイゼンは要らないものの寒いです。
登り始めて3時間ほど経つと東の空から日が昇り出します。多分向こうに見えるはマウエンジ峰です。

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高山病にやられた人を含むグループを抜かしたり、夜明け前に登頂を諦め下山中の方もいたりしましたが、やはり先を歩く光の列に励まされ山頂を目指しました。

目の前に山頂が見えます。富士登山と似ています。…が、やはり深夜3時発の山行は辛い。食事が取れなく6時過ぎの御来光あたりでハンガーノック状態でした(>_<)

グッドラックに「MOVE!」「MOVE!」「NOBU!」「MOVE!」って何度言われたのか…昨晩も夕食の最中「EAT!」「EAT!」「NOBU!」を言われたりしていて、もうヘトヘトです。

山頂は見えてきました。「後どのぐらい?」「マイペース! ポレポレ!」とグッドラックに言うのですが、「後2時間だ」「MOVE!」と言われるばかり…途中で御来光を見てからの山頂までが、長かった~(≧∇≦)

とにかく一歩一歩歩けばその先に必ず山頂があると信じて歩きました。目の前のステラポイントは見えています。夜明け後の時間は長かった~ゆっくり歩く二人組みにも先を越されましたが…後100メートル…後50メートル。後20メートル…5歩歩いては一息。先行するグッドラックに「俺を残して先に行ってくれ~」って叫んでいました。






ようやく。ようやく。日の出から4時間歩き続けた午前10時半、深夜3時に歩き出してから7時間半かけてマチャメルートの山頂、ステラポイントにたどり着きました!

下は倒れこんだまま写した標識の画像です。大きな火口の向こうに氷河が見えました。

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暫くして立ち上がり写真撮影(^_^)v
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時計の時差は6時間です。
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ガイドとポーター頭の3人で登頂しました
。彼らは190センチ近くの大男たちです。
私が小さく見えるなぁ~σ(^_^;)

高度計は200メートルもサバを読まれていましたが、標識の通りマチャメルートのピーク5756メートルの頂にとうちゃこ~です。やった~(^_^)v
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実はこの先にウフルピークという富士山の剣ヶ峰のような頂があるんですが、もはやハンガーノックと疲労困ぱい状態。次の一歩が出ませんでした( T_T)\(^-^ )

キリマンジャロにはギルマンズ・ステラ・ウフルの3つのピークがあり、どの頂でも登頂証明書は発行してくれるとのことです。

登頂証明書欲しさに登ったわけではないのですが、やはり証明書をくれる山頂にはたどり着きたかったですσ(^_^;)

でもね。念願の「キリマンジャロの雪」ならぬ「キリマンジャロの氷河」も見れたし感無量です(T ^ T)

ありがとう!キリマンジャロ!
我が青春の憧れの山!キリマンジャロ!(^_^)v

こんなところまでたどり着ける?いや~行こうとさえ思っていなかったんですが、人生どうなるかわかりません。数年前までは夢にしか思えなかったキリマンジャロ山頂に私が立っていますσ(^_^;)
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暫く山頂に止まり、大変な下山開始です。登る最中は雪道でしたが、帰りは雪も解けていて富士の砂走りのような道でした。

3時間かけて朝出発したバラフキャンプに戻りランチタイムと1時間仮眠。
腹は空いているんですが、吐き気で全く受け付けません。

その後、もう一つ下のムウェカキャンプまで3時間かけて下り夜営です。
全く食事ができなく、トイレにも行かないまま倒れるように寝ました。

下山途中は半分くらい雨が降っていましたが、カッパや傘を出す余裕もなくて、テントでもソフトシェルを乾かす前に深い眠りにつきました(-_-)zzz

朝から7時間半かけて登り、一旦昨晩のキャンプ地まで3時間かけて下り、ランチ後1時間の仮眠。その後さらにもう一つ下のキャンプ地までさらに3時間半かけて下りました。計14時間歩いていました。

後から考えると、4日間かけて1日目4時間半で1000メートル、2日目5時間で1000メートル、3日目高度順応で600メートルを6時間上り下り、4日目さらにアタック前の最終キャンプ地まで700メートルを5時間かけての登山をします。

5日目に1200メートルを一気に登り、さらに2000メートルを計14時間かけて下り、6日目最終日さらに2000メートルを5時間かけて下る。4000メートル級の山々に数日間いたと考えても、やはり疲れました。

5日目の頂上ハントを終えた身にもはや食欲もありません。ウイダーを半分とバームにフルーツ少々でしたが、後は下山するだけなのでグッドラックは何も言わず寝させてくれました。