nobunobu7531さんのブログ -585ページ目

【ザ・リリーズ】お二人との出会い・その(4)

まずはその(3)の訂正から。
文中のステージで歌われたのは、【水色のときめき】と【すずらんの【花】】でした。当たり前ですが…。
寝惚けての変換ミスで【すずらんの【話】】になってました。

『え~、次はすずらんと言う植物の話でしてぇ…』って植物学者でな~い。


では、【その4】の本編です。

帰りのバスで起こった【とんでもない出来事】とは…。

バスの座席は補助席を挟んでの両側に2席づつの普通のタイプ。
自由席だった為なのか行きに座っていた席に帰りも座っている人がほとんどで。
我々の座っていた席の並びは、行きも帰りも空いたままでした。

と、ここでとんでもないハプニング…と言っても私達二人にとっては【嬉しいサプライズ】。
他の皆さんにとっては【悲しいハプニング】。
お分かりでしょう…【リリーズ】のお二人があろう事か私達の並びの席へお座りになったのでした。
補助席の【マネージャーさん】を挟んでですが…。

これこそ【スペシャル・サプライズ!】。
盆と正月と入学式と表彰式が一緒に来た様な…。

【当選ハガキ】もないのにラッキーにも参加出来、お弁当まで食べて、最後の最後にまた…。
15歳の少年は有頂天でした。
帰路の2時間も30分か40分位にしか感じられないほどでした。
マネージャーさんも遮る事なく、自由に話をさせてくれて…。
この時ほど【渋滞】を望んだ事は、後にも先にもありませんでした。
しかし、それほどの渋滞もなく、バスは出発地に戻って来てしまいました。

『あ~あ~』心から寂しさを感じました。

しかし、もっと大事な事を少年は感じなければならなかったのです。
他にも沢山の【ファン】の人達がいた事を…。
もう少し遠慮の心を持たねばならなかった事を…。

私の背中に向かっての【鋭い視線】がある事をもっと感じるべきでした。

そして、その時が迫っていたのです…。

【その(5)に続く】

【ザ・リリーズ】お二人との出会い・その(3)

固唾を飲んで見守っているファンの前に停まったタクシーの後部ドアが静かに開かれた…。
まず、登場はその当時のマネージャー様。
お名前は忘失をしましたが、口髭を生やされた【ダンディ】な方…。
で、続く様に降りて来られたのが…、
今風に言えば『今ぁ~ラジオ局の前に~二人の天使が~舞い降りて~~~キタぁぁ~!!』と山本高広ばりに叫びたくなってしまうほどでした。

【可憐】でした。
で、その上、テレビ等で拝見するよりも【とてもキャシャ】に見えました。

一発で少年の心の【ハートマーク】がピンク色に染まったのでありました。
なんせ、一緒に湖までサイクリングした仲です…夢の中でですが…。

いよいよバスの出発時刻………。

指をくわえて見送るハズの私は…、
バスに乗っていました。
詳しくは書けませんが、ラッキーだったのは【定員割れ】をしていたのか、【当日キャンセル】が出たのか…とにかくも席が数席空いていたのが幸いしたのかも知れません。

ニコニコ胸一杯に春気分の私の隣の【正規】で参加しているトシ君は怪訝顔で『何で、お前が…』と言って絶句してました。


バスは目的地の【ファミリーランド】目指して突っ走ります。


11時過ぎ、無事到着です。
お昼過ぎから始まる公開録音に合わせて、簡単な撮影会(雑誌カメラマンさんの脇からの撮影会)、食事(アゴアシ付きなのでお弁当付き)をして、いよいよステージ。

まだデビュー曲のみの時代でしたので、【水色のときめき】と【すずらんの話】の2曲を歌って、ステージ終了。

この頃から【徹夜】もたたってか【夢うつつ】の状態が加速していったのでした。

そんな状態の中、帰りのバスの中で、【とんでもない】事が…。

【その(4)に続く】。

【ザ・リリーズ】お二人との出会い・その(2)

気持ちばかり燃え盛っていても【当選ハガキ】がないのも事実。

前日にとにかく一緒に行って【生・リリーズ】に会おう…と腹をくくったのでした…会えるとは限っていないのに。

もうこうなると頭の中は【会えるかも】で一杯になり、目が冴え、全く眠らずの貫徹。

夜が明けたと同時にトシ君の部屋の窓を【トントン】。

どの道、集合時間が早朝の為、眠い目を擦りながらのトシ君もそろそろ起きる時間です。
『なんだぁ、やっぱり来たんだ~』。
『そうなのだ、やっぱり来てしまったのだぁ』。
行けるのが【決定】の彼よりも私の方がよっぽど【ハイ・テンション】だったのでした。
集合時間より30分ほど早く、都内のラジオ局前に到着した。
すでに3~4人のファンの方達が待っていた。

時間の経過と共に集まり始めて集合時間には30人ほどの人々の熱気が渦巻いていた。

私には関係のない、皆さんの乗る観光バスが横付けされた。

『まだか…まだか…』そこにいる誰もが、その主人公の到着を緊張しながら待っていた。
【満を持した時間】がやって来た。

一台のタクシーが目の前に到着した。

後部ドアが開かれた…そして…、

【その3に続く】