東京卍リベンジャーズが急に面白い展開に! | NobunagAのブログ
ネタバレなので単行本勢の方は
ご遠慮を。

自分は暴走族はクッソうるせーから
基本的に嫌いである。
…が、若い頃の俺がそんなに
真面目だったかというと
そうでもないのでw
不良漫画はけっこう
好きだったりする。
そんな中で密かに
楽しんでいるのが
東京卍リベンジャーズだ。
同じ作者さんだと、
新宿スワンなんかは
映画化もされて有名なんだが
そっちも原作は好きだった。
東京卍リベンジャーズは、
同じ作者とは思えないほど
絵柄が少年誌向けに
爽やかっぽい画風になっていて
最初は気づかなかったくらいw
東リベが面白いのは、
単なる不良の抗争漫画ではなく
タイムリープという
ファンタジー要素を
主軸にした作品だから。
元不良ではあるが、
うだつの上がらない
人生を送っていた
主人公の武道だったが
昔の恋人であるヒナが
東京卍会という
半グレの抗争に巻き込まれて
死んでしまう。
そんなヒナを助けるために
タイムリープして
東京卍会の内情をつかみ
未来を変えようとする、
物語序盤はほぼ純愛
ラブストーリーである。
しかしそこで出会った
東京卍会の面々は、
下っ端連中はともかく
幹部たちはみんな
不良であるが気の良い
少年たち。
とくにトップにいる
ドラケンとマイキーは
どう考えても、
東京卍会を凶悪化させるような
人間たちには思えず、
武道は戸惑う。
そして何度か過去を変えようと
挑んでいる中で、
どうやってもマイキーだけが
闇に染まってしまうことを知り、
彼を助けようとする、
という流れだ。
絵柄が綺麗で読みやすく、
お洒落でもある。
またこの少年たちが
根っから凶悪なわけでもなく
それぞれに背負うものがあり
そこが女性からの人気も
集める要因となっていて
実際に俺もかなりハマった。
が、ここ最近はどうも
展開についていけないと
思わされることが多くて
もうこの漫画はダメかな、と
感じてしまっていた。
というのもドラケンが
死んでしまう…
ドラケンは人気自体もあるし
マイキーを止めるための
キーの一人だっただけに
彼が死んでしまうのは
あまりに救いがない。
仮にマイキーが助かっても
ドラケンが死んだままでは
納得できない終わりになるだろう。
そして肝心のマイキーなんかは
途中から闇落ちしたんじゃなくて
幼少の頃からプラモを
壊されただけで
三途の口を引き裂くくらいの
サイコパスというのが判明。
おまけに今戻っている過去では
ドラケンの死はもちろん
マイキー本人も、
ドラケンを殺されたとはいえ
暴走の末にサウスを
殺してしまっていて、
何をどうやったって
殺人者であることは免れない。
これで何らかの方法で
マイキーを救っても
それは武道の自己満足だけで
根本的な解決にならないのだ。
この作品の縛りとして、
「武道のタイムリープ」
は、さらに過去へは飛べない、
つまりそこで起きてしまったことは
もう変えられない、
というのがあった。
だからもう何をやっても
ハッピーエンドには
たどり着けなくてその
後始末を見せられている
だけのような憂鬱な気分で
毎週読むしかない、
という状態だった。
良い作品だっただけに、
何をやってくれてんだよ〜!と
歯がゆくて仕方なかったのだ…
だが!!しかし!!!!!
今週読んだら…
もう一人のタイムリーパーが
いたことが判明。
いや、それに関しては
元々、示唆されてはいたのだが…

真一郎かよ!!!!!と。
これは意外だった。
そして、上手いな!と思った。
これまで稀咲や半間、
三途などがタイムリーパー候補に
上がってはいたのだが…
真一郎は死んでしまっているから
誰もが無意識的に除外しがちだ。
これまでさんざん
武道と似ているということは
言われてきたのだが…
盲点すぎた。
この漫画がどこまでの
ファンタジーを許すか?
というラインがわからないが
個人的には真一郎の霊が
取り憑いたのが武道か?
くらいは予想したこともあったが…
そしてマイキーは、
自分の暴力性が
止められなくなる
黒い衝動について
「オレの呪い」
と表現していて、
それは
「愛から生まれた」
と語る。
その後、
「その男はオレを救う為に
時を遡った」
としてもうひとりの
タイムリーパーとして、
真一郎の名前を告げた。
つまり真一郎がマイキーを
助けるために過去へ遡り、
マイキーは助かったのだが
その代償として、
黒い衝動が生まれたと取れる。
そうなると真一郎が
死んだことによって、
つまり一虎に殺されたあと
黒い衝動が生まれたように
一見思えてしまうのだが…
実際には真一郎が生きていた頃に
マイキーは三途の口を
引き裂いている。
だからもっと早い段階で
マイキーにはこの呪いが
取り憑いていたことになる。
キーとなるのは、
マイキーの父親の死にある
感じがする。
マイキーの回想の中で
父親は3歳の頃に交通事故で
死んだとされている。
その後、母親も病気で亡くし
その頃からマイキーは
泣いてはいけない、
強くなくてはいけないという
思いに囚われているのだが
これもミスリードを誘う
描写なだけで本当の
きっかけではないような気がする。
なぜなら母親が生きていた時も、
黒い衝動とまではいかないが、
学校で暴力を振るっていることを
母親に話しているからだ。
(このせいで余計に
マイキーは救いようがないと
読者に思われてしまっていたが…)
確かに三途の口を引き裂いたのは、
母親が亡くなった後ではあるが…
しかし三途自身があれはきっかけに
過ぎない、と語っている。
元々、マイキーの黒い衝動は
真一郎、エマ、場地が
いたから止められていたと
思われていたけれども
三途がやられたときには
その3人がいても止められて
いないのである。
そうなるとマイキーの衝動は
もっとずっと前、
恐らくはそうとうな幼少時に
もたらされたものだ。
これに関係しているとなると、
やはり真一郎がマイキーを
助けた代償として
父親が命を落としたのでは
ないだろうか?
その時に受けたなんらかの
心の傷がマイキーの中に
制御できない暴力性を
生み出したのか?
(ちなみにマイキーの父親が
武道に似ているのも、
気になるのだがさすがにそこは
単に描写の問題かな?)
マイキーが言う
「一つ目の世界線のままなら
タケミっち…お前もこんなに
苦労しなかっただろうな」
という一つ目の世界線とは、
マイキーが死んでいる世界線…?
つまりは東京卍会は
そもそも存在すらせず
武道もヒナもごく普通に
生きられたはずの
世界線なのではないか?
でも、真一郎は
マイキーを助けたくて
タイムリープをした。
その結果としてマイキーは
助かりはしたものの、
何らかの理由で黒い衝動を
心に宿してしまった。
真一郎はマイキーの
支えになるものとして、
黒龍を残そうとしていた。
そしてタイムリープのことを
真一郎は自ら
マイキーに話そうとしたが
その夜に一虎に殺されてしまった。
おそらくワカやベンケイは
真一郎の真意を知っていた。
梵天にいたのも関東卍に
加入していたのも、
マイキーをどこかで
食い止めたいがため
だったのかもしれない。
今いる世界線…
何度も武道がタイムリープしている
マイキーがいて東京卍会のある
この世界こそが真一郎が
作った二つ目から派生した
世界だとしたら?
基本的にどんなに
未来を変えてもマイキーは
破滅的な最期を迎えている。
マイキーを止められるのは
死だけしか存在していない。
ならばマイキーは、
生きることを許されていないから
死を呼ぶ存在になって
しまっているし、
救う方法が死だけになってしまう。
もしかしたらタイムリープの
能力自体がなんらかの方法で
誰かに継承できる可能性もある。
これまで武道の過去、
とくに夢というのは
はぐらかされてきた。
真一郎はどこかで
幼少期の武道と出会っていて、
自分と似た武道は、
仮に自分がいなくなっても
どこかでマイキーを
黒い衝動から救って
くれるのではないか?と
考えたのかもしれない。
タイムリープの能力を
得た代償として、
武道は自分の夢を
忘れてしまった?
そしてタイムリープを
発動させるためには、
まず一度死にかけることが
条件としてあって、
そのうえで過去を変えたいと願う
誰かと握手することで、
その能力は発動する。
線路に突き落としたのは、
生きていた真一郎ではないか?
とは言われているが、
どうなんだろうか。
少なくとも武道が
リープした過去においては
真一郎は死んでいる…
タイムリープしていると
その世界では仮死状態になるとは
言われているけれども…
真一郎は一虎に殴られたあとで
リープしたわけではないと
思われるので、
この辺はまだよくわからない。
いずれにせよ、
このところマイキーの
あまりのダメさ加減で、
失望してしまった人も
多かったと思うけれども…
彼の中にある黒い衝動が
止められないもの、
それも兄の愛ゆえに
もたらされたものならば
彼のせいではない。
その意味ではマイキーも
被害者なのであって、
でも誰も真一郎のことは
責められないという
切ない話になってくる。
物語としては、綺麗に収まるのだ…
新宿スワンも最後は
ストーリーが破綻しないよう
まとめられていたので、
東リベも期待だけは捨てずに
読んできたのだが…
やっと本領発揮してきたー!
という感じである。
未来視というのも
非常に都合が良い感じだが、
武道が未来視を身に着けたのも
納得いく理由さえ、
うまく描いてくれれば
それでいいのだw
だってあのアホみたいに強い
マイキー相手では、
あれくらいの能力がないと
ぶっ飛ばせないのは
どう考えてもしょうがない。
ワカやベンケイ二人を倒せる強さの
大寿はマイキーに一発でやられ、
まともに善戦できたのは
イザナくらいだが、
それでも途中からは
一方的に倒された。
武道がまともに勝てないのは
わかりきったことであって
でもマイキー自身も
認めているように、
武道の強さというのは
喧嘩に強いことでは
元々ないからな。
ただし未来視があったから
勝てたというのは
都合が良すぎるから
なぜ未来視を得られたのか、
そこを丁寧に描ければ
これまでの展開にも
納得はできると思う。
やはり最終的には、
何らかの方法でさらに
過去に戻って、
全員が救われる終わり方は
してほしいなと思う。
そうなると武道の能力では
ここより昔へは飛べないから
真一郎が実は生きている、
あるいは3人目のタイムリーパーも
存在している必要が出てくるが…
…うむ、3人目もいるんじゃないの?

