山口真帆さんが訴えかけたこと | NobunagAのブログ

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山口真帆さんの映画主演が決まり
あらためて世間の注目を
集めている。

彼女に対しての多くの人の
イメージというのはいまだに
事件の被害者になって
しまった、
そしてグループにいられなく
なってしまった
不憫な人、かもしれない。

そしてそれと同時に、
多くの人は

「真面目に頑張った人には
報われてほしい」

と思っていることが、
今回のトレンド入りを見ると
よくわかる話でもある。




彼女が所属していた、
AKBグループというのも
かつてはそういう
場所を目指していた。

頑張れば夢を叶えられる、
ファンもそれを応援できる、
そんな場所。

しかしいつからか、
夢の舞台とは
かけ離れたことが、
目立つようになった。

今では現場からも
かなり遠ざかっているようだが、
秋元康氏も昔は、
先頭に立ってグループを
引っ張っていた。

それでもあれだけの人数が
所属しているグループである。

メンバーが選抜に選ばれるか、
センターに立てるか。

現場スタッフや
マネージャーなどの

「あの子が頑張ってますよ」

という声に影響されることも
多かったと聞く。

それはまぁ組織としてみたら、
ある意味では当然ではあり、
それだけをもって、
批判はできない。

例えば社長が社内の全てを
把握している会社など、
ほとんどあるまい。

普通は現場ごとに責任者がいて、
そこにはさらに
リーダー的な人もいて。

社員の評価はそこにいる
特定の地位の者がしながら
上へと伝えていく。

が、アイドルが
普通の会社とは違うのは、
そこにいるアイドルには
一人ひとりファンがついていると
いうことだろう。

自分の好きなアイドルが
悪い評価をされていたら
ファンの中からは

「お前らわかってねえな!」

「なんであの子が選ばれて
ないんだよ!?」

という不満が出てくる。

元々、総選挙というのは
そうしたファンの声に
応えるべく開催されたものだ。

つまりファンこそが、
誰が頑張っているのかを
知っている。

頑張っている子が
評価される場所であってほしい。

総選挙の発端は、
そうした声に応え、
いわば運営の思惑と、
「民意」との差を
埋めるための建設的な
イベントであった。

しかし、グループの人気が
一般的にも浸透したことで、
今度はその総選挙での
得票数が人選を左右する
重要なファクターに
なってしまった。

そこで現れてきたのが

「厄介」

と呼ばれる自称ファン、
実際はストーカーもどきの
アイドルとつながりたい
気持ち悪いヲタク連中だ。

彼らは総選挙での投票を餌に、
特定のアイドルと仲良く
なろうとしたり、
あまつさえ付きあいたい、
などの願望を抱くようになり、
また一部の間違った認識の
アイドルがそれに応じて
しまうようにもなった。

つまりその場所で
高い評価をされるためには、
現場の関係者やマネージャーに
気にいられねばならなかったり、
あるいは特定の歪んだ
ファンに媚を売らないと
いけないような流れが
出来てきてしまった。

SKEでも松村香織さんが
現場のスタッフとうまくいかず
一方的に干されたりとか、
今では人気のある
須田亜香里さんなども
当初は運営から、
あまり良い扱いをされなかった
ことはよく知られている。

また、グループでも
1、2を争う文字通り
AKBの顔であった
大人気メンバーだった
あの渡辺麻友さんですら

「AKBでは真面目に
頑張った人が
適切に評価されるとは
限らない」

とハッキリ言っていたし
そのことを悩んでもいた。

リーダーをしていた
高橋みなみさんも、
頑張った人が評価される
そういう場所であってほしいと、
再三、口にしてきた。

我々ファン…というより、
日本人全般にそういう
ところはあると思うが、
意外にも悲劇が好きな
面がある。

AKBに限らず、
かつてのASAYANなどの
オーディション番組や、
アイドルプロデュース的な
番組全般にも言えることだが…

少女たちが頑張る姿を
応援したいと思うと同時に、
そこに理不尽に降りかかる
悲劇に対して、
それもエンターテイメントであると
楽しんできてしまった
罪深い面がある。

つまりプロデューサーの
訳のわからない一方的な
判断によって、
メンバーが外されたり、
悲劇的なことが起きるたびに
それも注目を集める
エピソードとして、
受け入れられてしまう
そんな残酷な一面があった。

中にはそのせいで、
人生を狂わされた
女の子だっているだろうに。

結成当初のAKBは、
それでも信賞必罰的な
評価の仕方を、
できるだけしていたとは
思うのだが、
いつからかそれも
有名無実化していった。

総選挙のマイナス面が
目立ち始めたこともあり、
今度は一部の頭のおかしい
ファンが権力を持ってしまう。

そしてそれをちらつかせて
メンバーを脅迫する、
スタッフも売上を
上げたいからそれらを
厳しく取り締まれない、
まさに末期の様相である。

山口真帆さんは、
そうした負の一面から
被害者になってしまったのだが
運営はこれに対して、
断固としてアイドルを
守る必要があった。

しかしながらそこで
行われようとしたのは、
まるでその出来事を
消費されるべき悲劇として
乗り越えなさい、
というようなひどい
対応であった。

だが、起きたことは
犯罪であって、
単なるアイドルが
巻き込まれた
エンターテイメントとしての
悲劇ではないのだ。

だから真帆さんは
告発に踏み切ったし、
多くの人達は
あのAKBがここまで
歪んでしまったのかと、
ショックを受けた。

運営はそれでも
たいしたことにならないと
踏んでいたのだろうが、
多くの人達はそうではなかった。

頑張っている人は
ちゃんと評価されるべきなのに、
なぜ頑張っている人が
より苦しまねばならないのかと
怒りの声をあげる人が
たくさんいた。

運営が考えていた以上に。

世間の反発というのは、
その認識の差である。



いまだに山口真帆さんを
恨んでいるような
一部のファンもいるが
それはお門違いだろう。

山口さんは自分のために
声をあげたわけじゃない。

AKBを壊そうとした
わけでもない。

自分が去ったとしても、
残されたメンバーたちが
今度は適切に評価される、
そうした場所になってほしい。

これが彼女の願いであり、
事実、そういう言葉を
はっきり残している。

だから俺もAKBのことは
嫌いになっていない。

むしろ、まだ応援はしている。

あのときの願いは
叶えられているか?

苦しんでいる子はいないか?

初心を取り戻して、
夢に向かって真面目に
頑張っている子が、
評価される組織に
変わっていくだろうか、と。

確かに一部には、
AKBを解体させることに
情熱を注いでいる人も
見受けられなくもないが、
俺はそれがベストとは
思っていないし、
山口真帆さんも
最初からそんなことは
望んでないと思う。

だからこうして、
改善のための声は
あげていたいと思うが、
一方的な批判や
メンバーを追い込むことは
したくないと思っている。

また、ファンの側でも
意固地になって

「なぜ山口は裁判に
出廷しなかったのか?」

「なぜ犯人とのつながりを
否定していないのか?」

などとくだらない
言いがかりをいまだに
つけてくる奴がいるが、
都合の悪いことに
目を瞑るのもいいかげんにして
現実を見てもらいたい。

呼ばれてないから
裁判には参加できない。

当たり前である。

つながりの証拠などと
ネガキャンされた件も

「犯人とはつながってない、
名誉毀損すぎる」

完全否定しているのを
お忘れなく。

未来に進んでいるのに、
毎日そんな発信など
する必要がないから、
していないだけだ。




コロナ禍にあって、
いよいよAKBも終わりだ、
などという声もあるが
物は考えようである。

コロナのせいで、
特定のファンが
つながろうとしたりとか
つまらなく歪んだ権力を
振りかざせる環境も
変わりつつある。

もちろんそうではなくて、
純粋に応援していて、
直接声を届けたい、
メンバーの側も
健全にファンと楽しく
交流したいという子には
つらい状況であることは
間違ってはいないけど。

でもそれはAKBだけでなく、
全てのアイドル…いや、
芸能人全般に訪れている
試練なのであって、
これはみんなが乗り越えて
いかないといけない。

その先にこそ、
団結も生まれてくるだろう。




山口真帆さんは、
今はグループを離れている。

活躍している。

これは悔しいことだろうか?

違うと思う。

世間ではそんなふうに

「頑張った人を受け入れてあげたい」

という優しい人達も、
たくさん存在しているということ。

AKBのメンバー…は、
正直、それはわかっていると思う。

俺がたびたび運営に、
色々言いたくなってしまうのは、
お前らこそ早くそれに気づけ、
その先に、未来がある
という思いからだ。



と、まぁ久しぶりに
長々と書いた。

またあいつはジャスティスダー!
アイツハ中立ジャナイ!
エセ中立野郎ガ!シネ!と
文句を書かれるかもだが、
最初から俺は真帆さんの
味方であると言ってる。

彼女の味方ではあるけれど、
べつにNGTの敵でもなければ、
ごく普通にAKBの
ファンの一人でもある。

そして、何よりも
メンバーの一人ひとりが
夢見た舞台が、
夢を叶える健全な
場所であって
ほしいと願っている。

ただ、それだけの存在である。



山口真帆さんは、
また一歩前へ進んだ。



グループはどうだろうか?

グループのファンはどうだろうか?

そして、俺も含めて
山口さんのファンは
どうだろうか?

彼女の姿から学ぶことが
たくさんあると思う。