介護報酬アップしたぞ!…www | NobunagAのブログ

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家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

つい、先日今年の介護施設の
倒産件数が最多を更新したと
記事を書いたばかりでした。

介護業界をめぐる状況は
とても厳しいです。



2016年あたりから、
どんどん倒産している。

そこでついに!

厚労省が動きました。

来年は介護報酬が
アップすることに!!!!





0.7%な…!!!!




もうね、バカにしてるの?

って思うしかない。

さらにこのたった
0.7%に関しても
財務省様に至っては

「コロナの減収なんて
一過性のもんじゃねーか!」

とゴネていましたよ。

だから厚労省は

「ドヤァ!勝ち取って
やったぜえ!」

ってなもんです。




えー…ちなみにですね、
前回、介護報酬アップを
したときに、
どれくらい上げたのか。




0.54%です。




え?ちょっと待って、
バカなのっ!?

って思わざるを得ないでしょ?

0.54上げた結果、
どうなったか?

倒産が増えました、
ってだけです。



ええーい!

0.54でダメなら0.7はどうだ!?


ということをやってるの…

はぁ…

ふぅ…



ちなみにたったこれだけの
数字にもマジックがあって、
例えば全介護事業が
0.7アップかというと
それもまた違うのです。

介護施設といっても、
ヘルパー、デイサービス、
デイケア、老健、特養、
グループホームなど
様々な業種があります。

0.7上がるところもあれば
0.4あたりのところもあるし
もしかしたら据え置き、
もあるかもしれない。

あくまで平均として
0.7%程度上がる、
という話。



コロナでマスクなどの
備品を購入するのに、
負担も増えています。

0.7%あたりだと

「ふーん、じゃあそれで
マスクでも買って働けばー?」

みたいな話。

でも実際にはコロナなんて、
それこそ財務省の言う
一過性のものというのは
確かな話ではあって、
問題なのは

「コロナ関係なく、
それ以前から倒産が
増えている」

ということのはず。

であればもっと、
大々的に手を打つ、
そんな1%に満たない
改善で良くなるわけが
ないでしょうよ。



うちの施設もあまりに
レベルの低い新人に
ひどい目にあわされたけど
そういう人が来てしまうのも、
結局は人件費であるとか
もうそのあたりで
つまづいてる気がします。

人間にとってお金というのは
やはり大事です。

例えば厳しい先輩がいても、
給料が良ければ辞めないで
頑張ろうとも思えます。

また、給料が高いからこそ
ちゃんと頑張ってそれに
見合う仕事をしよう、
というモチベーションにも
なるものです。

それが施設自体にお金がなく
人件費にもろくに回せない、
という状況でやっているから
給料が安いという現状が
変わることもない。

「給料が安くて誰にでも
できる簡単な仕事♪」

と頭の悪い考え方しか
できない、
そして他の職種では
通用しないような人が
就職してくるから、
現場も良くなりません。

大いなる悪循環。

介護福祉士、
ケアマネジャーなどの
資格の価値すらも、
ほとんどないし。

介護福祉士…はそこまで
難しい試験じゃないけど
国家資格でもあります。

ケアマネジャーに至っては
合格率10%…実際、
受けてみたけれど
普通の大学入試程度には
難しい試験です。

また合格したあとは、
ものすごく長い研修を経て
ようやく現場に出ます。

資格取得は大変です。

それでも10万円台の
給料しかもらってない人も
たくさんいます。

ひどすぎる。

だから辞めていきます。

辞められると今度は
人手不足で仕事が
成立しません。

辞めてほしくないからと
無理にお金を出すと
今度は人件費が高騰して、
払えなくなり倒産します。



原因はすべてお金、
ということが明白なのに
厚労省も財務省も、
そこは出来るだけ
後回しに…!!!

なんて考えているから
何も変わるわけない。

0.7%であっても、
改定があるとこちらは
そのためにまた
料金表や契約書などを
新しくしないといけない。

家族からの了承も
得ないといけない。

たとえほんの少しでも
料金が上がると
嫌がる家もありますから
説得もしないといけない。

また、それをしているか
どうかを実質指導で
細かくチェックされる。

手間が増えるだけ…

そのために残業して
人件費かさむんじゃない?w



真面目になんとかしようと
する気なんてないのだろうな。

この先まだ高齢社会は
続くのにどうするのかね。