介護施設の面会制限の緩和について | NobunagAのブログ

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つい最近までは面会制限を
徹底するように!!

と言ってきたのに、
突然こうであるので
非常に戸惑っています。

方針転換した理由として

「面会が減ることにより
利用者の認知症が進む」

という意見を反映したとのこと。

以前、堀江貴文さんが
そう発言したこともあったし
僕自身も同じ懸念は
抱いたことがあります。

が、実際に面会制限を
してみた結果どうかというと
実感としてはとくに
影響はありませんでした。

というのも、
元々面会をしたところで
10分も経たないうちに
面会したことすら
忘れている人がほとんどなので
実は来ても来なくても
あまり変わらない、
というのが現実でした…

いや、家族にとっては

「えっ!?会いに行っても
そんなにすぐ忘れるの!?」

ってここまでストレートに
言われてしまうと
厳しい現実かもしれませんが、
認知症の現場というのは
それくらい当たり前なのです。

家族の前では

「また来てね、
待ってるからね」

と言っていても、
家族が帰ってすぐに

「うちの息子は全然
会いにこない!!」

と言ってる人なんて
いっぱいいます。

ではそれでも、

「面会をさせたい」

と思う気持ちは俺にもあり、
それはやはりこれまでと
なるべく同じことを
させてあげたい、
というこちらの気持ちの部分。

ある意味の自己満足では
あるわけです。

そこを感染リスクと
天秤にかけたうえで
割り切れるか、
ということ。

元々介護職というのは

「出来ないことがどうやって
出来るのか?」

を探るのが仕事です。

だから

「ダメと言われてるから
ダメだの一点張り」

ではいけません。

僕自身はこれまで、
看取り期にある方に対しては
面会をOKしていました。

厳密にいえばダメだとは
思ってもいたんですが、
死ぬ前にも会えない、
という状況は自分も
経験してつらかったので
自分の施設ではそれは
させたくないと思うからです。

もちろんそれですら
不公平である、
平等てはないという
声もあったわけですが…。

その前に我々も人間なので
何から何までダメだダメだ、
牢屋に入ってろでは
人間の介護ではありません。

ですから状況に応じて
柔軟な判断は必要です。

面会を強要してきて
困る家族がいると
何度か書いてきましたが、
それがなぜ困るかというと

「とても元気な方であり
家族と電話でほとんど毎日
会話をしている」

という前提もある中で

「一回OKすると
1週間に1回どころか、
もっと頻繁に会わせてくれと
言ってくる」

という個別の理由に
他なりません。

面会をOKしろと言っても
感染リスクに気をつけながら
あらゆる対応をしたうえで
OKしなさいというのが
厚労省の指針です。

ですから厳密にはやはり
2週間に1回とか、
月1回あたりが妥当かと
思います。

スタッフには他の業務もあれば
もちろん他の家族だって
面会希望をするでしょうから、
同じ家族だけ何度も、
なんて対応できませんから。

逆にいえば適切な回数、
時間やこちらの都合も
わかってくれるなら
そんな厳しい制限などは
いらないわけです。

ただこれから先、
すぐにインフルエンザの
シーズンになります。

うちはそうでは
なかったですが、
この時期は毎年、
面会を断っている施設も
かなりたくさんあります。

今年はそれに加えて
コロナですから、
そこをどうするのか。

うちは医療法人なので
医師会からの連絡も
くるのですが、
インフルエンザとコロナへの
同時対応が非常に難しくなり、
通常のインフルエンザの検査も
一般の病院では困難に
なっていくかもと、
言われています。

ですから施設内で
コロナではなくて、
インフルエンザの方が出ても
例年以上に大変になります。

こうしたあらゆる点を踏まえ、
面会制限緩和がどこまでなら
対応可能な程度なのか、
あるいはそこから
感染者が出た場合に
どうすべきなのかを
もっと考えてほしいです。

コロナよりもインフルエンザの
ほうが死亡率高いですからね。

面会制限緩和について、
そこまで個人的には
反対ではないのですが、
先が思いやられるのも
正直なところです。

でも変わらない生活を
支援することも大切な
仕事なので、
自分でも考えてみます…