うつ病で苦しんでいる
ファンの方に優しい言葉を
かけていたところを
見かけたわけなんですが…
一部の皆さんはご存知のように、
うちの弟もかなり長く、
うつ病で苦しんでいました。
正確には双極性障害も
併発していたり、
その他、身体の難病も
抱えています。
世の中には心の病への
偏見を持つ人も多くて…
たとえば本人が弱いから
病気になる!とかね。
いや、正直なところ
俺だって家族がなるまでは
心のどこかでそういう
偏見も持っていたかも
しれません。
でも実際に家族がなると
そんなことはまったく
関係がなくて、
誰もがなり得る病気なのだと
痛感したものです。
母親の癌もそうですけどね…
病気というのは、
自分はならないとか、
自分の家族はならないと
勝手に思いがちですが、
なるときはなるものなのです…
うつ病にしても、
うちの弟なんかは一見、
まったくそうなる
タイプではないんですよ。
とくに学生時代なんかは
みんなのリーダー、
友達もたくさんいて、
女子からはモテモテです。
頭も良かったからね。
車の免許を取ってからは
運転が大好きで、
日本全国を走り回り
本当にアクティブな
人間でした。
勉強も遊びも出来て
異性からもモテる。
恵まれすぎてるだろ!
って感じの男。
それがある日突然、
大学に行けなくなり
閉じこもってしまうように。
心が弱いとか、
一切関係ないですね。
もう、突然ですよ。
それ以降は何度も
失踪してしまったり、
命を絶とうとしたことも
一度ではないです。
夜中に呼び出されて
駆け回ったことも
しばしばです…
病院に通っても、
入院をさせても
なかなか完治に至らず。
もう、今思い出しても
暗黒の日々でした。
トンネルだなと思った。
それも出口のないトンネル。
弟も苦しかったと思うけど、
家族にとっても地獄のようで、
俺は何年も心から笑うことを
忘れてしまいました…
なんだろうね、
笑えなくなってしまった。
あのときは俺もどこかで
心が壊れていたと思う…
今、こうして書けるのは
弟もある程度回復して、
結婚して子供もできて、
なんとか人生を前向きに
歩けているからです。
何が良かったか?
わからない。
薬や先生の力もあれば、
たまたま家族のサポートも
それなりに機能したのか?
本当にわからないんですよ。
ただひとつ言えるのは、
あのつらい時代には
これだけ普通の生活が
送れるようになることは
想像すら出来なかったです。
いつか良くなるから、
と言ってくれる人も
いたけれども、
信じられなかったです。
現実がつらすぎて。
だからこそ、
いま苦しんでいる方に
「きっと夜明けがくる、
トンネルの出口はある」
と言ってもなかなか
その言葉は届かないの
だろうなとは思うんです。
自分や家族がそうだったから、
励ましてもそれすら
苦痛になってしまうことは
重々理解もしてる。
でも経験したからこそ、
やっぱり夜明けはくるよと
言ってあげたい。
それも現実だからです。
うつ病で苦しんでいる人、
どう支えていいかわからない、
真っ暗闇しかない!って
思う人がたくさんいます。
日本ではうつ病になるのは
15人に1人、
とも言われています。
みんなが思うよりも、
身近な病気です。
病気なのです。
心が弱いからじゃなく、
脳の病気。
誰もがなり得る。
病気だから治ったり、
症状が良くなることは
あります。
どうか諦めないで、
どんなに真っ暗闇でも
絶対に夜明けがあると
信じてください。
信じられないことは
よく理解しているけど、
それでも信じてください。
いま、芸能人でも
命を断ってしまう人が
続いています。
その方々がうつ病だったかは
わかりませんが、
世の中に人知れず
苦しんでいる人が
たくさんいるのだと思います。
苦しいことは誰だって
嫌なことです。
なんで自分が?
なんで自分の家族が?
俺も何度もそう思いました。
今だって思います。
だけど苦しい経験を
したぶん、
誰かに優しくしたいと
思っています。
そう思える夜明けは
必ずきます。
病気に負けないでください。
頑張らなくていいから、
病気になることを
弱いことだとか、
自分のせいだなんて
思わないで。
恥ずかしいことではないです。
同じ苦しみを持った人が
世の中にたくさんいて、
あなたは一人じゃないです。
夜明けがくることを
どうか信じてください。
