佐藤浩市さんのインタビュー | NobunagAのブログ

NobunagAのブログ

家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

■佐藤浩市さんのインタビュー■

俳優の佐藤浩市さんが
映画で総理大臣を
演じることについて、
体制派の人間を
演じることには
抵抗があったと
述べたり、

「ストレスがあると
お腹を壊すように
設定してもらった」

と述べたことが、
安倍総理の病気を
揶揄しているとして
批判されている。

ひどいのになると

「三流役者」

などと罵っているので
気の毒である。

なぜならインタビューの
全文を読んでみると、
佐藤さんは決して
安倍総理のことを
貶めるつもりで
そんなことを言ってない。

キャラクターに対して
人間的な深みを
出す方法として、
ストレスがあると
お腹を壊すというような
弱さも持っていて、
そういう人間が
国難にあって、
弱い部分を乗り越えて
強くなる姿を
演じたいという意図である。

安倍総理も難病に負けず
頑張っているとは思うし、
国民の中にも、
その部分を高く評価して
いる人もいるだろう。

その意味では、
佐藤浩市さんの言うことに
何らおかしい部分はない。

さらに映画としての
演出という意味でも
キャラクターに対し
カッコいい面だけでなく
あえて弱い部分を
描いておくことで
その後の成長や、
それに勝る強さというものを
観客に伝えることができる。

わかりやすい例だと、
大ヒットした
シンゴジラにも
似たようなタイプの
二人の総理大臣が
登場している。

一人は弱気で判断力がなく
ゴジラ出現に右往左往し、
会見の中で

「ゴジラが上陸することはない」

と断言した瞬間に、
ゴジラが上陸してしまい
信頼を損ねるという
情けない場面が描かれる。

しかし中盤になると、
自分の保身ではなく
国民のために命を
捨てる覚悟で戦う姿勢を示し、
本当に命を落としてしまう。

緊急事態の中で、
代わりの総理大臣として
祭り上げられた人物も、
その境遇をぼやき、
貧乏くじを引いたと
情けない姿をさらしつつも、
終盤では老獪な
政治家ぶりを発揮し
全力で国民を守る。

どちらもが、
弱さと強さを持った人物で
だからこそ人間らしく
観ている者に好感と
共感を与えることに
成功している。

佐藤浩市さんが
述べていることは
そういう演出面のことであって
決して安倍総理個人を
揶揄したりしていない。

「体制派を演じることに
抵抗がある」

というのはあくまでも
彼の信条であって、
それ自体は個人の自由で
そもそも俳優というのは
芸術家でもあるのだから
体制批判、反体制的な思考、
反骨心があるほうが
普通ともいえる。

少なくともその是非は
他人がどうこういう
問題ではないと思う。

強いていうならば、
原作における
キャラクター設定を
役者が変えてしまう、
という点だけは
自分もあまり好きではない。

原作モノというのは
その原作のファンがいて
成り立つものなので。

好きな作品の内容が
たとえこまかい部分でも
変更されていたりすると、
観る前から嫌な予感が
するものである。

実際、原作モノの中で
多少表現を変えつつも
うまく成功した作品は
るろうに剣心くらいか?
(キングダムも評価は
高いようだけど、
まだ観てない)

その他はほとんどが、
勝手に設定を変えて
自滅しているので、
設定変更のリスクはある。

だからその部分に関してのみ、
それで良かったのか?
という疑問は感じるが、
先に述べたように
キャラクター設定を
追加することの意味が
ないわけではないし、
役者である佐藤さんの意見を
通すか否かは監督と
話し合って
決めていることだから
仕方ない面もある。

映画というのは、
監督だけが決めるのでなく
演じる俳優の閃きで
その内容の質が
さらに高まることもあり、
まれに原作を超えることもある。

だから作品を観てみなければ
佐藤浩市さんのしたことが
正しかったのか、
間違っていたのかは
わからないと思う。

少なくとも彼は
三流役者ではないので
魅力的な総理大臣を
演じきるとは思うけど。


自分が言いたいのは、
インタビューのごく一部を
切り出して批判し、
それを読んだ人がまた、
自分でその全文を
探して読んでみることもなく
ただ騒動に乗っかって
批判することの怖さを
考えてほしいということ。

これまでたびたび
取り上げている
NGTの騒動なんかもそうだけど、
ただ批判するのでなく、
真実はどうなのかを
ちゃんと探ること、
まず自分で調べて
その上で意見をする、
というのは必要だと思う。

佐藤浩市さんの
インタビュー全文を読んでも
彼が安倍総理を
バカにしてるとしか
読めないのであれば
それはそれでしょうがないけど。

自分が読んだ感想では
佐藤浩市さんの意見は

「自分は反体制派の人間で
総理大臣を演じるのには
抵抗感もありましたが…
演じる以上はより
魅力的な人物になるよう、
そのキャラクターの
弱い部分なども追加してもらい
皆さんが親近感を覚えて
応援できるような人物に
してもらいました」

ということだと思う。

違うかな?

ごく普通に読むと、
そういうふうに
受け取れる内容だけどね。